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2012.05.13.

離着訓練移転:防衛省と米軍・馬毛島視察へ!

所有者側と調整!


 鹿児島県・伊藤祐一郎知事は4月20日、米空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)の移転候補地、馬毛島(西之表市)への立ち入り調査を5月中旬にも実施することを明らかにした。島の大半を所有する開発会社「タストン・エアポート」側が調査を受け入れる意向を示したため。違法な森林開発の有無を確認する。

 県は2月、タストン側への森林開発許可の取り消しに向けて聴聞会を開催。聴聞会でタストン側が調査受け入れの条件を示したため、取り消しを留保し、調査に向けた協議を続けていた。

 違法開発が認められれば、県は原状回復か防災機能の回復を命じる。

 鹿児島県西之表市・馬毛島への米空母艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)移転問題で、防衛省と米軍が近く馬毛島を現地視察する方向で所有者側と調整していることが12日、分かった。視察は40〜50人規模になる見込み。地元は移転に反対しているが、防衛省側は既成事実を積み重ねる第一歩にしたい考えとみられる。

 馬毛島のほぼ全域を所有する開発会社「タストン・エアポート」(東京)は賃貸を希望し、買収を望む同省との交渉は昨年11月に中断したが、同省側からの打診で先月初めごろから再開していた。

 現地には大型輸送ヘリで直接上陸する方法を検討中で、関係者は「早ければ5月中にも実施する可能性がある」と話している。

 馬毛島は11年6月の日米合意でFCLP移転先候補として明記され、同省は今年度予算に約2億円の調査費を計上している。移転を巡っては、地元の種子島・屋久島の4市町が反対し、昨年に約7万人の署名を同省に提出。今月末にも署名を追加提出する予定。