2012.05.14.
久留米・総合都市プラザ:設計者が決まってから・ポロリ!
経済効果の数値「算出していない」!
商店街振興組合の公開質問に市回答!
久留米市が同市六ツ門町に計画している市総合都市プラザ(仮称)について、同町のあけぼの商店街振興組合(堀川泰史理事長、31人)が、市に経済効果の具体的数値などをただした公開質問状に対し、市は「算出はしていない」などと回答していたことが5月10日分かった。
質問状は先月末、楢原利則市長宛てに郵送した。
▽プラザ建設による経済効果の数値
▽消費税増税に伴う消費動向予測
▽中心市街地活性化の具体的説明 −−など8項目のデータ公表などを求めた。
5月8日、市の担当者が商店街組合に楢原市長名の回答書を持参した。A4判3ページで、質問の全項目に説明が添えられている。
経済効果の具体的数値は「効果は経済効果のみで計られるものではなく、適正に評価することも非常に困難であると考え、算出は行っていない」とした。
また、プラザ開発による税収予測数値は、「経済波及効果の結果、企業営業余剰の増加や個人所得の増加により税収増加が期待できる」としつつ、具体的数値は示さなかった。
堀川理事長は「開業予定の3年後の予測もわからない状態で、将来のまちづくりができるのか疑問。これでは市民は希望を持てない」と落胆した。回答書は、あけぼの商店街振興組合のホームページでも公開するという。