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2012.05.15.

フィリピン・中国対立:戦闘準備態勢を否定・中国!

フィリピンに制裁を開始!


 中国国防省は5月11日、南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)の領有権をめぐって対立するフィリピンに対して、人民解放軍広州軍区と南海艦隊などの部隊が戦闘準備態勢に入ったとの一部報道について「事実ではない」と否定する談話を発表した。

 香港メディアなどは、インターネットの中華ネット軍事フォーラムに書き込まれた広州軍区消息筋の情報として、広州軍区と南海艦隊が8日未明、2級の戦闘準備態勢に入ったと報道。中国の戦闘準備態勢には最も厳重な1級〜4級まであり、2級は情勢の悪化を意味しているという。

 対立を続けるフィリピンに対し、中国が制裁を開始した。中国国家質量監督検験検疫総局(質検総局)は9日、ウェブサイト上に「フィリピン産果物に対する検査・検疫の強化に関する通知」を載せ、昨年からフィリピン産パイナップルやバナナなどの果物から複数の害虫が何度も検出されているとした上で、各地方当局に対し、検査・検疫の強化を求めている。海外に輸出されるフィリピン産バナナの半分以上が中国市場に出回っており、その市場を失えばフィリピンにとっては大きな痛手となる。

 北京、上海からフィリピンに向かうはずだったツアー団もキャンセルされた。北京からフィリピン中部のリゾート地、ボラカイ島行きの直行便が13日から運休となっているほか、上海からフィリピンに向かうすべてのツアー団が出発を見送り、新規の申し込みも中断されている。

 環球時報は「フィリピン国内の過激なナショナリズムには外部からの懲らしめが必要。フィリピンに自らの失敗をとくと見せつけなければならない」との社説を掲載。外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官も同日、「フィリピンがこれ以上、両国関係を損ねることがないよう希望する」と強気の姿勢を見せている。