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2012.05.20.

佐賀市・ごみ処理場統合案:異論続出!

13年4月から大和町、富士町のも受入!

14年4月からは川副・東与賀町のも!


 佐賀市は市清掃工場(同市高木瀬町)で来年度から段階的に、ほぼ市全域のごみを受け入れる案をまとめ、5月17日夜、周辺自治会との合同会議に素案を示した。

 地元とは建設時(1999年)に「ごみ処理区域は(合併前の)佐賀市」とする協定を交わしており、参加者からは異論が続出。あらためて会議を開くことになった。

 佐賀市は現在、市清掃工場で旧佐賀市と旧久保田町のごみを処理。旧大和町、旧富士町、旧川副・東与賀町の3施設が合併後も稼働している。

 会議では、来年4月から大和町と富士町のごみ処理を市清掃工場に統合。2014年4月からは川副・東与賀町に加え、現在は脊振広域クリーンセンター(神埼市脊振町)で処理している旧諸富町分を清掃工場で受け入れ、大和町の一部と富士町分は脊振で処理する案を提示した。統合により、年間3億円程度の経費削減を見込む試算も示し、9月議会に提案したいとした。

 参加者からは「協定違反」との声や環境面での影響を懸念する意見が相次いだ。参加者の1人は「旧佐賀市以外のごみは持ち込まない約束をしたのに、合併したから受け入れてほしいというのは納得できない」と話す。

 秀島敏行市長は統合を行革の一環に位置づけた上で、「施設の処理能力には余力があり、多くの市民から早期統合を求める声が寄せられてきた。協定は分かっているが、理解を得られるよう説明を尽くしていきたい」と述べた。