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2012.05.22.

医療コンサル・アイテック梶F自己PRの上手さ!

PFIには特に力を!

高知医療センターPFIの躓き!


 最近の自治体病院、投下資金が少なくて延払い的な方法がとれるPFIに力をいれている。病院全体の運営をどうするのか、態勢をどうとるのか、全体の流れと医業に関することをアドバイスするコンサル業が段々幅を利かせてきた。

 初期のPF!でいろいろ問題が発生し、当初の運営母体が解約や撤退した有名案件が2件ある。それもアイテック鰍ェコンサルをした案件である。

 基本的にはSPCの専門知識と業務マネジメントが事業を左右する。その知識不足を補うのが病院コンサルタントである。


 09年3月末で7億6千万円の資金が不足すると表明されていたPFI高知医療センター。12月4日、金利の低い地方債に借り換える方針を決め年間5億円の軽減を見込むとなっている。やはりPFIなので高くついている勘定だ。PFIを解約して、違約金を払わざるを得ないが、資金コストの安い地方債に切り替えるということになりそうだ。

 高知市には、高知県立中央病院と高知市立市民病院があった、この2つの病院を統合して新たな病院として高知医療センターが作られた。

 病院事業者は高知県・高知市病院企業団だが、病院のはオリックスが出資した高知医療ピーエフアイ株式会社からのファイナンス・リースとなっており、医療業務の範囲外となるビル管理、施設管理、清掃、給食、検体検査、看護補助、そしてITシステム等はSPCから企業団に提供され、リース対価とサービス対価が企業団からSPCに支払われる契約である。契約は長期契約であり、ITシステムを除く部分が30年契約、対価が2,132億円。ITシステムが8年間で46億円。

 平成19年度決算では、県と市の救急医療負担金(5.4億円)、割愛職員退職給与金(4.8億円)等であり累積39.2億円の赤字となっている。20年3月末の累積赤字は58.1億円で、前年より18.9億円増加した。

 病院をPFIにしてしまった結果、給食も検体検査も看護補助もすべてSPCが1社で提供することになり、独占で競争で合理化が出来なくなるという弊害と事務系等が素人集団で物事がスムースに行かなくなった。

 PFIが利益を生み出し、自治体も固定費だけで短期資金の逓減を図れるという絵に描いた餅の筋書きが狂った例の一つであろう。

 PFIに医療機器を販売したり、システムの導入・売却をコンサルが斡旋したり、自社経由で購入させたりさせる利得が生まれるのも自然の成り行きだろう。

 つづく

 以下の資料は、アイテック鰍フPFI資料より抜粋。