2012.06.05.

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南沙諸島:中国がレーダー施設建設か!

各国の実効支配進む!

太平洋に米艦船の6割展開へ!


 

 中国、フィリピン、ベトナムなど6カ国・地域が領有権を主張する南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島で、中国がレーダー施設とみられる建物を完成させるなど軍事関連の施設を増強している。6月2日までにフィリピンが実効支配するパグアサ島の当局者らが明らかにした。

 

 南沙諸島の100以上ある島、岩礁のうち約50を各国・地域が実効支配、近年は学校、宿泊施設、港などインフラ整備が急速に進んでいる。

 パグアサ島カラヤン町の町長らによると、中国は5年ほど前までに、同島の南西約20kmのスービ礁にレーダー施設とみられる建物と灯台を造った。

   

 パネッタ米国防長官は6月2日、シンガポールで開かれているアジア安全保障会議(英国際戦略研究所主催)で演説し、オバマ政権が掲げるアジア太平洋地域での米軍のプレゼンス(存在)拡大のため、太平洋と大西洋にほぼ50対50の割合で展開する米海軍艦船の割合を2020年までに60対40に変更する方針を示した。

 

 長官はまた、太平洋に展開する空母について6隻体制を維持し、対潜水艦戦能力などを備える沿岸海域戦闘艦(LCS)を配備していくと述べた。さらに、太平洋地域での合同演習や、米艦船の各国への帰港を増やしていくと語った。

 これらは、国防費を削減する中、中国の急激な軍拡や南シナ海への進出の動きを踏まえたものだ。ただ、パネッタ長官は「われわれのアジアへの関与強化は中国の発展と完全に両立し、中国に資するものだ」と述べ、中国との対話拡大を求める姿勢を示した。