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2012.06.06.

アイテック梶Fコンサルという名の総合商社!

商社・議員とタッグを組み利権で動く!


 5月24日の「アイテック梶F丸紅系の医療材料物流に出資!」の記事以来、約2週間続きの記事が遅くなりましたが、病院コンサルタントとして一流となり、自らコンサル協会をつくり業界の美味しいところを次々に獲得する。

 一流商社と手をつなぎ、ODA関連の根を張る勢いで代議士とも密接な付き合いをしていたことは、国会でも取り上げられたことがある。

 第168回国会、平成19年11月5日の行政監視委員会・質疑と平成19年12月25日の厚生労働委員会・質疑である。当時は、自民党政権下、野党民主党の足立信也議員が年金福祉施設の売却問

題で鴨下一郎環境大臣(当時)の代理の武見厚労副大臣発言と、受入の財団設立に動いた厚生事業団松田常務、事務局としてアイテックの名前が指摘されている。

 少々長いが、当時の国会議事録を掲載する。

第168回国会 
平成19年11月5日- - 行政監視委員会 質疑
○足立信也君
最後は厚生年金病院の整理合理化に関してお伺いいたします。
 御存じのように、グリーンピア事業については一昨年にもうすべて売却されました。これは、三千七百三十億円費用が掛かりながら売却は四十八億二千万円と、三千六百八十二億円の損失であった。それとは別に、年金福祉施設については現時点では、平成十七年の三月時点で、年金・健康保険福祉施設に係る整理合理化計画が三月三十一日に出されました。厚生年金病院に係る整理合理化計画は別途平成十七年度に定めると、そのようにされたわけです。
 そこで、この整理機構法案審議に際して基本的な考え方というのがあったわけです。四つ挙げておりますが、まず、年金資金等への損失の最小化を図ること、そして公共の福祉を優先させる観点から地方公共団体等への譲渡を優先すること、地域医療や地域保健への配慮をすること、老人ホーム等への入居者や雇用への配慮を行うこと、これが基本的な考え方としてあったわけです。 そこで、先ほど申し上げましたように、まだ整理合理化計画そのものがもう一年半以上たちましたができていないという状況の中で、やはり物事を先に進めるためにはまず大臣による計画の策定が必要であると、そのように思います。
 ところが、最近、私のところに厚生年金病院存続を求める全国連絡センターからいろいろな情報が入ってまいります。これはもうもちろん去年からずっとあったわけですが、今までの情報と違って、今までは、私はいろいろ聞いておりましたが、議員個人の水面下の活動といいますか、個人的な活動で、いいんではないかと思いました。
 しかし、今年の九月一日に厚生年金事業振興団が主催した厚生年金医療フォーラム、これは大阪で行われましたが、参加人員は約三百名と聞いております。鴨下一郎環境大臣の代理として出席した武見敬三前厚生労働副大臣から、厚生年金病院はある特定の企業グループが設立する法人に譲渡される予定であり、既にその法人の設立準備のための事務所も開設され、作業が進められているというような発言。これ私、多くの、多くのといいますか、私、地元が湯布院厚生年金病院のある大分でございますので、いろんな方からこれは聞きました。ということが、これは三百名を前に発言されたので、まあ公言されたと。今までは水面下での議員の活動だというふうに私もとらえておりましたが、これは、この事実を公言されたということが大きいんだと。
 そこで私が、これが事実であるならば二点のことについて問題があると思って質問主意書を出しました。その二点というのは、一つは、大臣による計画策定がないままに現職閣僚が基本的考え方とは異なる、先ほど言いました基本的考え方とは異なる方向で積極的に動いているという点が問題ではないかと。もう一点。さらに、厚生年金病院を管理することが国から委託されている厚生年金事業振興団、略して厚生団ですが、が、新たな財団法人設立に奔走しているという話でございました。これは国との委託契約に反することではないかと。この二点から私は質問主意書を出したわけでございます。
 そこに対する答弁は、先ほど申し上げました発言のような事実は承知していない、政治家個人としての行為であるので関知しない、厚生団の関与は知らない、大臣が今度発表しないと一歩も先に進まない整理合理化計画は今検討を行っている、この四点でした。
 そこで、やはりまずお聞きしたいのは、どうしてもその三百名の方を前に、これは鴨下大臣の名代であるということで武見前厚生労働副大臣が発言されたわけです。そして、今、中心的に動かれているのは厚生団の松田常務理事、そして事務局として株式会社アイテックという情報がいろいろなところから私のところに入っております。先ほど申し上げましたように、この厚生団というのは厚生労働大臣の許可の下に経営委託されている財団法人です。その寄附行為、まあ会社で言えば定款ですけれども、運営、事業計画の提出の報告義務があるわけですね。
 ということを踏まえながら、まず事実確認が大事だと私、思いますので、リサイクルの件でお越しいただいた鴨下大臣に、この発言の内容を前もって御承知しておられたかどうか、そしてその発言の内容は鴨下大臣の認識と異なるのか異ならないのか、その点をちょっとお聞かせください。

○国務大臣(鴨下一郎君) 私が答える立場であるかどうかは分かりませんが、今御質問でありますので。
 私が講演を頼まれていたというのは事実でございますけれども、その後に人事等がありましてこういう立場になりましたので、私は立場上御遠慮した方がいいだろうと、こういうようなことでどなたか探してもらいたいと、こういうような話でありましたから、これはもう私とその後に講師をなさった先生とは全く連絡は取っておりません。そして、そこで何をお話しになられたか、どういうテーマで話したか、こういうようなことについても私は承知しておりません。
 ですから、今お話しになったように、名代で出てきたというような認識は私には全くありませんし、加えて、代わりにといいますか、お話しになった先生が鴨下の代わりに鴨下を代弁したというようなことではないんだろうというふうに思っておりますので、是非、それは誤解でございますので、御理解をいただきたいと思います。

○足立信也君 連絡等は取っていないということは今お答えになられたとおりだと思いますが、もう一つ私がお聞きしたいのは、この内容について鴨下大臣がもう既に承知されていることであるのか、あるいは全く初めて聞いた内容であるのかという点に関してはどうでしょうか。

○国務大臣(鴨下一郎君) 私は、この今の職の前は党の社会保障制度調査会の医療委員長というのをやっていました。ですから、公的病院の在り方あるいは私的病院と公的病院のイコールフッティングがどうあるべきか、こういうようなことについては党内で大変いろいろな議論がありました。特に今もお話しになったように、厚生年金あるいは社保、こういうようなことに付随する病院等についてはこれは本来的に民間病院とイコールフッティングであるべきと、こういうような議論も党内ではたくさんございましたので、私としてはそういうような議論のまとめ役でありましたから、先生がおっしゃった一端は私の主張であったことは間違いございません。
 ただ、それをある意味で、それぞれのところでいろんな方々が厚生年金病院をどうにかしたいと、こういうような話はあったわけでありますけれども、すべてのそういうような話を私が承知しているわけではありませんので、できれば民間になった方がいいねと、こういうような主張はしていたことは間違いございません。

○足立信也君 そういう考えを以前は持ったこともあるということと、いろんな民間とのイコールフッティング等を含め、いろんな考え方があったんだという説明だったと思います。
 先ほど言いましたように、整理合理化計画はまだできておりませんので、この機構への出資の大原則、基本的考え方というのは、これは今のところ決まっているのはそれしかないと思うんですね。先ほど私が四点申し上げました。この基本的考え方というのは守らなければいけない、踏襲しなきゃいけないところだろうと、それしか今のところはすがるというか、ところがないわけですね。
 この点を踏まえながらお聞きしたいと思うんですけれども、その基本的原則であるということに対して、先ほど、もう一回言葉で言いますが、厚生年金病院は企業グループが出資して設立する法人に売却、譲渡して運営される、そのための事務所も開設され作業が進んでいるというふうに発言されたわけで、これは地元に病院を抱えるところはかなり混乱を呼んでおります。
 そこで、先ほど申し上げましたように、実際にじゃだれが動いているんだろうという話の中で、いろんな情報が、私のところに一杯情報が来ておりますが、先ほど申し上げました厚生団、その設立の趣旨は経営委託であると、国の国有財産を経営委託していると。社保庁長官と契約を結んでいるんですかね、大臣が許可しているはずのところでございます。
 じゃ、そういう活動、そしてもう既に株式会社アイテックというところが動いているという話なんですが、大臣として、厚生労働大臣、これは厚生団の元々の設立の趣旨も踏まえて、これは答弁書では承知していないという答弁だったのですが、これは許可をし、そして社保庁長官が契約を結んだ先ですから、事実は確認しなければいけないんではないでしょうか、まず。
 まず、その点だけお伺いします。

○国務大臣(舛添要一君) どういう御発言を武見前大臣がなさったか、これは確認できる限り確認をしてみたいと思います。
 この問題、委員のところは大分、私は北九州で、九州厚生年金病院は私は非常にこの病院にお世話になっているし、何とかこういう地域医療の中核の病院はしっかりしたいなと。これは附帯決議でも衆議院でありますから、それを踏まえて今党内でも、自民党の中でもいろいろ議論をしていますけれども、いろんな意見がございまして、実を言うとまだ確定しているところには至っていない。
 私はやっぱり、議院内閣制ですから政府・与党がしっかりと議論を尽くしてその上で決定をするべきであって、だれかがスタンドプレーでやるとかいうことであってはならないと思いますけれども、恐らく武見副大臣は、あのときはもう選挙終わった後ですから、国会議員でもない、もちろん副大臣でもないという、そういうお立場で自由に述べられたのかなという気はしますけれども、発言内容を精査して、今委員がおっしゃったような観点から、何か問題があるとすればそれはまた少し検討してみたいというふうに思います。

○足立信也君 そうですね。
 北九州の地域医療体制あり方フォローアップ委員会というのがあって、これは基本的考え方にのっとって、もし出資されるんであれば市が買い取りたいというふうになっている。これは基本的考え方にのっとっているんだと思います。
 そこで、先ほど事実関係は調べるとおっしゃいました。仮に、仮に厚生団の関与が、あるいはその活動が実際にあったとした場合に、大臣として、この厚生年金事業振興団の動きについてはしかるべき注意なり処置なり必要性があるとお考えですか。

○国務大臣(舛添要一君) 取りあえずは調べさしていただいて、その上で、そういう問題があればまたそこで決断をしたいと思います。取りあえずしっかりと検討さしてください。

○足立信也君 分かりました。
 この動きは、実はもう一年以上、はるか前から動きがあることでございまして、先ほどの厚生団は事業計画の提出と報告義務があるんです、大臣に対して。この報告は受けていますか。

○国務大臣(舛添要一君) 私自身は、着任して間もないということもあるのかもしれませんけれども、直接それは受けておりません。

168回国会 厚生労働委員会 第12号
平成19年12月25日- - 厚生労働委員会質疑
○足立信也君 十一月五日の行政監視委員会で私質問したことなんですが、厚生年金病院の整理合理化に関して、大臣が整理合理化計画を策定していない段階で特定の企業グループの出資による法人に譲渡する、一括譲渡する計画が水面下で進行している、この問題点について質問しました。質問主意書も出しました。
 ポイントは二点なんですね。今年の九月一日、厚生年金医療フォーラムにおいて、約三百名と聞いておりましたが、武見敬三前厚生労働副大臣がこの譲渡計画を既成事実であるかのごとく話した点、これは事実なのか。二番目に、厚生年金病院の経営を委託され、大量の天下りを受け入れている厚生年金事業振興事業団、厚生団ですね、が何の権限もないにもかかわらずこの譲渡計画に深く関与している点。この二点を問題視して質問しました。そして、大臣は、事実関係をよく調べて、その結果問題があれば注意や措置の必要性を決断したいと、そのように約束してくださったわけですね。
 その結果がこの報告書です。ごらんのように大臣に報告済みであるというふうに書かれています。そして、報告の内容、調査の結果は、厚生団に武見前副大臣の講演録の精査を依頼したところ、そのような発言はしていない旨の回答を得た。それから、厚生団に対し新たな財団法人設立に関与している事実があるか照会したところ、そのような事実はない旨の回答を得た。以上。 至ってシンプルな内容なんですが、まずお聞きしたいのは、大臣はこの報告を受けているのか、そして厚生労働省へのこの厚生団からの回答としてこの内容で十分と判断したのか、私への回答としてもこれでいいのかという判断について、ちょっと大臣、どう思いますか。

○国務大臣(舛添要一君) 当然これは報告を受けております。そして、今ここにありますように、講演録の精査、これをきちんとやってくださいということを役所を通じて依頼をさせたところ、そういう厚生年金病院の特定の企業グループへの譲渡計画に関するような発言はそこにはないという回答を得ました。そしてさらに、二番目の厚生年金事業振興団の関与の新しい財団法人の関与の事実もありませんという回答をいただきましたので、私はその報告がそのとおりであるというふうに信じて、それを了としたところであります。

○足立信也君 この厚生団から厚生労働省への回答はいろいろ今まで話題になっております吉原理事長が責任を持って出したということなんですが、私が聞いたところによりますと、厚生団の松田常務、彼は様々な肩書を持っているので厚生団の理事とは別な立場でいろいろな活動をしている、したがって松田常務が行っている行為は厚生団の意思ではないが、誤解を招くことがないよう理事長から注意したということを直接私聞いておりますから、このことは多分、今頭をひねっていられるので聞いていないんだと思います。
 そこで、大臣が今おっしゃった報告を受けましたということは、この私に対する報告と同一のものなんでしょうか。今、吉原理事長がそういうふうに言ったというようなことも含めて、それは聞いていないということですか。

○国務大臣(舛添要一君) 今特定の個人の名前が二人出ましたけれども、その二人の個人の名前に関する今の足立委員の発言部分については、私は報告を受けておりません。

○足立信也君 大場室長からの電話です。大場室長からの電話です。これはもう、この報告、調査結果を見たら極めて不適切だということはもう皆さんお分かりだと思うんですが、私のところには一杯資料があるんですね。ちょっとこれはもう言ったか言わないかという話なんで、それはもう触れてもしようがないと思いますが、どんな資料があるかだけちょっとお知らせしますね。 去年の十一月ですね、厚生団の松田常務の指示で厚生年金十病院長会から鴨下一郎衆議院議員への要望書がまずあります。我が国を代表する経済界、産業界が自主的に支援する公益法人が十病院を一括して経営する方向性でやってもらいたいという要望書です。
 次にあるのが、今年の二月の鴨下衆議院議員と厚生団の松田常務が成文化したというふうに病院長には説明されています厚生年金十病院等の整理合理化の基本理念というものもあります。それから、今年の十月に、先ほどの厚生団の松田常務が厚生年金病院に行って業務指導しますね。その際にある病院長に言われたことです。これは鴨下さんからの依頼だと。内容は、鴨下さんの秘書と厚生団の松田常務とアイテックの社長と厚生年金十病院長会の世話人であるこの院長四人で自民党の津島議員に会ってもらいたい。そして、十一月五日、私の質問があって、その翌日、先ほどから出ております十病院長会の世話人である院長と松田常務で尾辻参議院議員に会ってもらいたい。しかし、昨日質問されて松田常務は動けないので院長だけで行ってもらいたいというメールです。それからもう一個は、厚生年金十病院長の会の世話人である院長とコニカミノルタ社、NEC、大成建設の代表三人で大村衆議院議員に面会をしたのが質問の翌週ということでございます。
 こういう資料がありますので、今提示はしませんが、これがその内容です。ということ。
 それから、先ほどの室長の私への電話ということも含めて、それから松田常務がどれだけかかわっているかという話はかなり明らかになってきていると思うんです。
 そして、先ほどの理事長が注意をしたということについては、これはやっぱり指導監督権限は最終的には厚生労働大臣にあるわけで、私はこれ以降この問題をそれほど追及したいとは思わないんですが、私は指導監督責任としてはしっかりあるんだというふうに思っておりますので、もしコメントがあれば、なければ結構です。

○国務大臣(舛添要一君) この件についてきちんと、大臣である私のところに情報が十分に上がっていないということでありましたら、これはきちんと精査し、必要な注意を行い、今後二度とそういうことがないように指導監督してまいりたいと思います。