アクセスカウンター
欲しログカラコンジュエリー市場

2012.06.11.

北九州・震災がれき:健康など影響ない・地元説明会!

風評被害専任部署新設も・北橋市長!


 宮城県石巻市の震災がれき80トンの試験焼却を終えた北九州市は6月9日、同市門司、若松の両区で地元説明会を開いた。焼却場や処分場のある地区での市民対象説明会は9日で終了予定だったが、北橋健治市長は説明会後、焼却場、処分場のない地区でも説明会を検討していくことを明らかにした。

 門司区では、約300人が参加。質疑応答で自治会関係者が「放射性物質の影響で子どもたちに何かあった時に備え、一筆ほしい」と要望したが、北橋市長は「健康や環境への影響はあり得ない」と断言。焼却灰埋め立て地がある若松区では約800人が参加し、埋め立ての安全性に関して質問が集中。「100%安全と言えるか」との問いかけに、市長は「絶対に間違いがない安全な埋め立てをする」と応じた。

 説明会後に取材に応じた北橋市長は、6日のタウンミーティングから始まった一連の市民対象の対話・説明について「いろんな意見があり、皆で問題を掘り下げることができた。着実に理解が広がっていると思う」と話した。

 宮城県石巻市の震災がれき受け入れを検討している北九州市の北橋健治市長は6日の定例記者会見で、受け入れを決めた場合、風評被害専任の新しい部署を新設する方針を示した。

 北橋市長は「具体的には風評被害に遭った人の情報収集、安全性のPR、マスコミ対応、国との連絡調整などが求められる」と話した。具体的な構成などは検討中という。

 がれき受け入れの最終判断については「現時点では白紙」としながらも「市議会の3日間の代表質問(13〜15日)で答弁することは極めて重要だと考える」と述べた。

 一方、松山市の小学校が5月、北九州市への修学旅行を延期したことに関して、松山市長から「明らかな風評被害。北九州市は安全であることは間違いなく、迷惑をかけた」と電話があったことを明らかにした。