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2012.07.02.

進まぬ道路橋の補修:老朽化対策・11%!

長崎35・0%!

滋賀は手付かず!

高知0・2%、三重2・7%!


 都道府県や市町村が管理する道路橋で老朽化などにより早急な補修が必要となった6万704カ所のうち、補修中または補修済みなのは10・7%の6476カ所にとどまることが6月29日、国土交通省の4月時点でのまとめで分かった。高度成長期に建設された社会インフラの老朽化が問題となっているが、道路橋でも対策が進んでいないことが明らかになった。理由は財政難とみられる。


 国交省は自治体に詳しくアンケートし、財政や技術面での支援策を検討、来年度予算の概算要求に反映させる。

 国交省によると、自治体が管理する、長さが15m以上の道路橋は全国に14万1059カ所。建設からある程度の年数が経過したものなど9万7997カ所、69%については、国交省の要綱に基づき自治体が、補修予定などを盛り込んだ「長寿命化修繕計画」を策定している。6万704カ所は計画の中で、補修の必要性が明記されている。

 市町村も含めた都道府県別で補修の進み具合を見ると、最も高い山形が40・2%で、長崎35・0%、埼玉26・3%の順。逆に滋賀は手付かずで、ほかに低かったのは高知0・2%、三重2・7%だった。香川は3・3%。

 国交省は社会資本整備総合交付金による財政支援をしている。自治体からの申請は2011年度の8県から12年度は26都道県に増加しているが、それでも半数を超えた程度だ。同省は「まだ不十分で、さらなる支援が必要と考えている」と話している。