2012.07.09.
乗っ取られた標語:国民の生活が第一!
小沢新党に取られた!
民主会見室の背景変更「標語」を外す!
山岡賢次前国家公安委員長は7月7日午前、TBSの番組で、小沢一郎元代表と共に近く結成する新党の名称について、「『国民の生活が第一』でいこうというのが一番多い声だ」と述べた。
参院民主党は7月5日、参院幹部が使う国会内の記者会見室の背景を変更した。これまでは、党のロゴマークと「国民の生活が第一」というキャッチフレーズを組み合わせたデザインだったが、ロゴマークに党名が入った旗に切り替えた。離党届を出した小沢一郎氏らが「国民の生活が第一」を新会派名に使ったことを受けた対応で、民主党幹部は「小沢氏らの会派をわざわざPRしてやる必要はない」と話している。党内では「使用しないよう小沢氏側に求めるべきだ」との声も出ている。
「国民の生活が第一」は、民主党が政権交代を目指し国政選挙のマニフェストで前面に掲げたスローガン。
民主党に離党届を提出した小沢一郎元代表は8日、NHKの番組で、11日に結成する新党の規模について、 「民主党から離党したいという人もまだ党内にたくさんいる。50人で船出できると思う」と述べた。
衆院で統一会派を組む予定の新党きづな(内山晃代表)の新党参加についても、 「皆さんが良ければ(参加すればいい)」と、将来の合流に言及した。
小沢氏は、内閣不信任決議案の提出の可能性に関して、「(今は)可決できない。 民主党と自民党と公明党が組んでいる状況だから、そのことをありきで国会運営を進めようとは思わない」と述べ、情勢を慎重に見極める考えを示した。
地域政党・大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)については、「橋下市長も、いわゆる行政、 統治の仕組みを根本的に変えなければいけないと言っている。基本的な考え方は一緒だ。 力を合わせながらやっていきたいと思っている」と、連携への秋波を送った。
民主党は党の綱領もなく、出来ないのは共産主義思考者から保守主義者まで、大幅すぎる思想の議員たちが集まり、政権を取る時のスローガンは「右も左も意識をさせない」ということで「国民の生活が第一」としたが、この標語は「自民党でも、公明党でも、社民党でも、共産党でも、どの政党でも通用する」ことが良く分かる。
小沢新党は何を思ったか、民主党のスローガン「国民の生活が第一」を新党の名前にするという「本家取り」をしたからややこしい。言い換えれば「スローガン通りの政党は民主党を出てきた俺たち」という意味を訴えたいのだろう。
スローガンを持って行かれた民主党は何とも情けない。会見室の後ろ壁の標語を外したのだから、文句を言う余裕もないのだろう。
野田首相、会見室での写真はあまりなく、「国民の生活が第一」にはあまり興味が無いのだろう。消費税増税で「国民の生活は第二、第三」としたいのだから、、、。