２０１２．０７．１０．

宮崎選挙区・外山参院議員：民主離党・新党参加へ！　

会見「党の体質に疑問」！


　民主党を離党した外山斎参院議員（宮崎選挙区）は７月９日午前、県庁で記者会見を開き、小沢一郎元民主党代表の新党に参加する意向を明らかにした。来夏の参院選には同選挙区から新党の候補として出馬する方針。

　外山議員は、離党の理由について「消費増税法案は引き金だが、原発再稼働問題や、ＴＰＰの議論で、先に執行部の結論が出ているような党の体質に疑問を感じていた」と説明。新党は「政策的に合意できる」として、同日午後に小沢氏と東京で面会した後、１１日予定の新党発足時に参加するという。参院選での社民党との連携にも含みを持たせた。

　党県連は同日午後、宮崎市内で緊急幹事会を開き、外山議員の県連副代表解任を決定した。幹事会は非公開で、外山議員本人は出席しなかった。慰留を求める意見は出なかったという。他に▽外山議員が総支部長を務める党県参院選挙区第１総支部の解散▽同総支部所属の党員・サポーター７５７人の継続意思確認▽月末までに外山議員の党名入り掲示板の撤去−−を要求することも決まった。

　記者会見した川村秀三郎県連代表は「今後いかなる形でも外山議員の選挙支援は難しい」と表明。空白となった参院宮崎選挙区については「何らかの形で候補者を擁立するため、今後検討する」と述べるにとどめた。

　同選挙区で自民党は、長峯誠・都城市長の擁立を決定している。