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2012.07.13.

九電工・山笠:会社はお休み・豪雨は襲撃!

災害は来ると分っていても防げない!

河部浩幸会長出身地方の阿蘇!

せめて復旧は急いで!


 

 停滞する梅雨前線の影響で、九州地方は7月13日も局地的に大雨となり、鹿児島県霧島市の鹿児島空港では午前2時すぎまでの1時間で観測史上最大となる101ミリの雨量を記録した。土砂崩れや河川氾濫などで大きな被害があった熊本、大分両県では、降り続く雨の中、懸命な救助活動が続いた。

 
 
熊本県では阿蘇市で新たに2人の死亡が確認され、同県内の死者は18人に増え、7人が行方不明のまま。1人が亡くなった大分県竹田市でも依然1人の行方が分かっていない。

 

 熊本県内で亡くなったのは、阿蘇市17人と南阿蘇村1人の計18人、行方不明は阿蘇市5人と南阿蘇村1人、高森町で1人の計7人になった。

 阿蘇市一の宮町の土砂崩れ現場では、12日から自衛隊や県警が夜を徹して倒壊家屋に閉じ込められたり生き埋めになった人の救助活動を続けた。熊本市と阿蘇市、南阿蘇村の避難所では計約700人が一夜を明かした。

 

 阿蘇市は土砂災害の恐れがあるとして13日午前8時半、市全域約1万1100世帯2万8400人に避難勧告を出した。南阿蘇村は同村立野地区の262世帯677人に出した避難指示を継続。熊本市も市中心部を流れる白川が12日に続き氾濫する恐れがあるため、同市北区龍田地区などに出した避難勧告を継続している。

 阿蘇市と南阿蘇村では300戸超が断水。同県八代市や菊池市など8市町村で午前9時現在、計約1400戸が停電している。

   九電工・裏から見てもキュウデンコウ

 このような激甚災害に指定されるくらいの被害の最中、九電工の会社はお休みである。九電工河部会長の出身地・南小国町の隣、阿蘇市を含め大変な時にである。

 危機管理とは何か。これだけ広範囲な被害を受けたとき、電気・水道・電話などのインフラ復旧が最初に臨まれることである。電気の復旧は、九電がやってくれる。連絡があるまで待っていようという気でもあるまいが、本社、支店、営業所が休んでいては、生きる人も死んでしまう・

 危機管理の前に、情実人事で硬直している「イエスマン」たちを整理しなくては、肝心なことが出来ない組織となってしまったと言える。

 

 河部会長は、熊本県阿蘇郡南小国町出身、中央大学法学部卒、63年九州電気工事(株)(現 九電工)入社、取締役熊本支店長、常務取締役営業副本部長、専務取締役東京支店長、代表取締役副社長を経て02年6月から代表取締役社長、07年から会長。

 02年社長昇格当時、九電工の新社長、河部浩幸氏は同社にとって42年ぶりの生え抜き社長だけに社員心理を十分に読み取れるし、加えて営業畑を歩いてきた人とあって経営の根幹を「現場主義」に置く。そこから、どんな河部カラーが打ち出されるか楽しみであるが、早くも現場主義に沿った営業所長人事を実施したり、成果・能力主義を打ち出すなど、ニュー九電工への足取りが軽快な感じを与え始めている。          

 出だしは良かったのでが、次期を追うごとに取り巻き、ゴマすりが多くなり、前は見えるが周囲が見えないというお定まりのコースを歩み、天下りの橋田社長にバトンタッチをしたら、歴代と同様、社内でも手足を失い裸の王様同然の扱いを受けている。

 橋田社長、その轍を踏むまいと「かわいい女房殿にオリーブを扱わさせ」会長職になっても、次期社長に睨みを利かそうという魂胆も見えてくる。

 その前に、九州南部のインフラ復旧の体制をしたらどうだ。お祭りにうつつを抜かしているところではないはずだが、、、。