2012.07.26.
超党派議員:尖閣慰霊祭計画・上陸許可検討!
申請でていなのに検討はない・藤村修官房長官!
野田佳彦首相は7月25日の参院社会保障・税一体改革特別委員会で、太平洋戦争末期に尖閣諸島(沖縄県石垣市)に漂着した疎開船の遭難事件をめぐり、超党派の「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の有志議員が8月中旬に同諸島の魚釣島で慰霊祭を計画していることについて「慰霊を望んでいる遺族の気持ちは重く受け止めなければいけない」と述べ、上陸許可を検討する考えを示した。
首相は「事実関係を確認の上、尖閣諸島の平穏かつ安定的維持管理のためという政府の賃借目的を踏まえて、内閣としての対応を判断したい」と語った。ただ、藤村修官房長官は同日夕の記者会見で、上陸許可に関し「首相は『検討』という言葉は全く発していない。申請が出ていない状況で検討ということはあり得ない」と慎重姿勢を示した。
超党派の国会議員が政府に対して申請している沖縄・尖閣諸島への上陸許可について、野田首相は25日、基本的には認めない考えを示した。
この問題をめぐっては、超党派の国会議員が太平洋戦争末期に疎開船が遭難した事件の慰霊祭を8月中旬に開くため、尖閣諸島への上陸許可を申請している。
許可が下りない場合、超党派の議員は海の上での慰霊祭を行うことを検討している。