2012.08.01.
太平洋西部:エルニーニョの兆候!
下期に発達の可能性高い・豪気象局!
オーストラリア気象局は7月31日、太平洋西部の気象データが弱いエルニーニョ現象の発生を示しており、冬季終盤または春季にかけて発達する可能性が高いとの見通しを示した。
南方振動や貿易風などの気象指標は、1カ月前ほどはエルニーニョを示していないものの、海面温度は引き続きエルニーニョ発生パターンに近づいていることを表しているという。気象局は声明で「エルニーニョ発生時には、豪東部の大部分は通常の冬・春季よりも乾燥し、南部の日中気温は高くなる傾向がある。しかし、乾燥地域の拡大に必ずしもつながるわけではない」と指摘した。
米国の穀物栽培地帯は56年ぶりの大干ばつに見舞われており、トウモロコシや大豆の生産量が大幅に減少すると見込まれている。