２０１２．０８．０３．

労災隠し：下迫土木・国道側溝工事で容疑！

２人を書類送検・鹿児島労基署！


　鹿児島労働基準監督署は８月１日、国道側溝工事の労災事故について、２次下請けの下迫土木（南さつま市）と同社の男性社長（３８）、１次下請けの男性工事部長（５４）を労働安全衛生法違反（労災隠し）容疑で鹿児島地検に書類送検した。

　送検容疑は、昨年８月２日、指宿市内の国道側溝整備工事現場で、下迫土木の作業員（当時２８歳）が側溝に転落し負傷したにもかかわらず、同社の社長と１次下請けの工事部長が共謀し、別の民間建築現場で負傷したと偽って労基署に報告した、とされる。容疑を認めている。「国道側溝工事の元請け業者に迷惑をかけたくなかった」と話しているという。