2012.09.16.

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山崎拓氏:衆院選不出馬を表明!

後進に道譲る!


 自民党の山崎拓前副総裁は9月15日午後、福岡市内で記者会見し、次期衆院選福岡2区から出馬しない意向を表明した。「後進に道を譲りたい」と述べ、立候補を断念する意向で、山崎氏は現段階での政界引退は否定し、進退については総裁選が終わった時点で判断する考えを示した。 

 山崎氏は、7月に「今国会中に衆院解散がなければ潔く後進に道を譲りたい」と引退に言及したことに触れ、「発言の責任を取りたい」と説明。「(26日の)党総裁選が終わった後、結果を踏まえ派閥の体制をどうするか取り決めたい。そのことと、政界からの引退問題は深く関わってくる。引退表明ではない」と述べた。


 高齢のため党は山崎氏の公認申請に対し慎重で、政財界の支援者から引退を促す声も強かったことから国政復帰を断念した。山崎氏は15日、関係者に「潔く不出馬を決めた」「後任は県連に一任するが、即引退ではない」と話したといい、衆院選に出馬はしないが、政治活動は続ける意向を示したという。

 山崎氏は09年総選挙で落選。返り咲きを目指し、今年3月のパーティーで「通常国会の会期中に解散がない場合は後進に道を譲る」と引退を示唆する一方、その後も「もう1期頑張りたい」などと出馬に意欲を見せていた。

 山崎氏は衆院で通算12回当選。防衛庁長官や建設相を歴任し、98年に山崎派を結成。小泉政権では党幹事長、副総裁、首相補佐官を務めた。現在も山崎派会長を務め、14日に告示された党総裁選では派閥を同派出身の石原伸晃氏支持で一本化した。