2012.09.18.

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西部ガス:北九・熊本の工場跡地で有害物質!

北九州市の3ヵ所・未だ具体化せず!

 西部ガスは9月13日、熊本市西区春日2の石炭ガス工場跡地(約4200u)から最大で基準値(1リットルあたり0・01mmg以下)の640倍のベンゼンなど有害物質を検出したと発表した。

 跡地では1911年から47年まで石炭を原料に都市ガスを製造する工場があったが、現在はマンションのモデルルーム用地として利用されている。同社が4〜8月、事業による土壌汚染の可能性があるとして自主調査した結果、ベンゼンのほか、検出されてはいけないシアン(最大4・7mmg)を検出。また地下水からも基準値を超えるベンゼンとシアンを検出した。ガス製造工程で生成された有害物質が土壌に漏れたとみられる。土壌からは他にも基準値を超える鉛を検出している。

 同社によると、アスファルト舗装されてあるため周辺に飛散する恐れはなく、市が跡地周辺で実施した井戸水の水質調査でも基準値を上回る有害物質は検出されなかったという。同社は汚染土壌を除去するなど対策を取るという。

 本年4月5日、西部ガスは北九州市の3ヵ所の石炭ガス工場跡地(小倉北区竪町、若松区北浜、門司区葛葉)において、自主的調査で当該敷地内の一部区画から土壌汚染対策法の基準を上回る特定有害物が検出されたと発表した。

 小倉北区・14、500u・シアン、鉛、フッ素
 若松区 ・2、900u・ベンゼン、シアン、フッ素
 門司区 ・5、000u・シアン、鉛、フッ素

 小倉北区、若松区は、アスファルトや健全土で地表面を覆い、土壌飛散を防御、門司区は立入禁止としている。西部ガス総務部は、今後詳細調査し、市担当部署と協議の上処理方法を具体化させるという。