２０１２．０９．２５．

公取委：土木資材の独禁法違反！

８社に計約２億円の課徴金命令！


　公正取引委員会は９月２４日、積水化成品工業やＪＳＰ、アキレスなど８社が土木用の発泡スチロール関連製品をめぐる受注調整をする独占禁止法違反をしたとして計約２億円の課徴金納付命令を出したと発表した。これにより、積水化成は課徴金の支払いに備えて繰り入れていた引当金３億８７００万円を取り崩した上で、連結で８２００億円の損失を計上し、２０１２年４〜９月期の当期損益予想を、７億円の赤字から３億９５００万円の赤字に修正した。

　課徴金納付命令を受けた８社は、積水化成（課徴金額は７６１８万円）、ダウ化工（東京・品川区）（４２９６万）円、ＪＳＰ（２７４０万円）、カネカフォームプラスチックス（大阪市）（２５２４万円）、太陽工業（大阪市）（１０９８万円）、アキレス（９３４万円）、積水化成品北海道（千歳市）（６４９万円）、カネカケンテック（東京・千代田区）（同３４９万円）。このうち、カネカフォームプラスチックスを除く７社には排除措置命令も出した。