2012.09.27.

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中央大学横浜山手中学校:久野理事長・不正合格!

中大理事長が「心からおわび」!


 

 中央大学横浜山手中学校(横浜市)の今年2月の入学試験で、同大の久野修慈理事長(76)の知人の孫が合格点を取れなかったのに不正に合格とされ、後に取り消された問題で、同大側は26日、記者会見し、久野理事長が「受験生など多くの方々にご迷惑をおかけし、心からおわび申し上げます」と謝罪した。

 会見で、受験生の合格を決めた同中の田中好一校長は「自分に一番責任がある」と頭を下げた。久野理事長から直接、受験生の合否の問い合わせを受けたことや、同中の経営が苦しく中央大の支援を受けていることなどを挙げ、「理事長の気持ちや中学に対する支援を忖度(そんたく)して合格にしてしまった」と語った。久野理事長は入試の前後、田中校長に「(知人は)多方面に寄付をしている立派な人だ」などと再三、話していたという。


 一方、文部科学省私学部参事官室は26日「理事長が合否判定に口を出していたとすれば、学校法人の管理、運営上の問題だ」として、中央大に事実関係の報告を求めた。

 

 入試は2月1〜3日に実施。大学側の説明によると、初日試験で受験生は点数が合格ラインを下回った。この夜、久野理事長から連絡を受けた田中校長は「点数が足りず不合格だった」と説明した。

 2回目の試験のあった翌2日午前にも理事長から「今日も試験を受けるそうだ」との趣旨の電話があった。受験生はこの日も合格ラインに達しなかったものの、合否判定会議で田中校長が「どうしても理由があって合格させられないか」と提案し、了承された。

 今回の問題を受けて同大の理事会は24日、久野理事長に給与30%(3カ月)、福原学長に同10%(同)の返納を求める勧告を決定した。記者会見で田中校長は、「理事長から『合格させろ』と言われたわけではない」と釈明。「(大学から)支援を受けている中で、理事長の思いをそんたくし過ぎた」と話した。

 久野理事長は「(知人と)特別な利害関係があったわけではない。あいさつとして校長に伝えただけ」と説明。内部告発を受けて合格を取り消すよう校長に指摘した福原学長は「あってはならないこと。深く反省し、大学としてのガバナンスを立て直したい」と述べた。