2012.09.28.

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自民・古賀氏:派閥会長・辞任表明!

新しい会長にバトンタッチ!


 自民党宏池会(古賀派)の古賀誠会長は9月27日の派閥懇談会で「新しい会長にバトンタッチさせていただきたい」と述べ、派閥会長を辞任する意向を示した。

 古賀氏は26日の自民党総裁選で、同派出身の谷垣禎一前総裁の再出馬を認めず、同派と距離がある安倍晋三元首相の当選を許した。


 自民党古賀派会長の古賀誠元幹事長は「宏池会(古賀派)もこの機会に新しい指導者の下に結束し、新しい歩みを始めることが極めて大事だ。私自身、会長の任を新しい人にバトンタッチしたい」と辞任を表明、了承された。理由については「ずっと考えていた。総裁選の混乱が原因ではない」と説明した。

 古賀氏は一部出席者の慰留を「熟慮の上に熟慮し、決断した」として応じなかった。ただ、次期衆院選に関しては「出馬しないことは一切考えていない。政権奪還のための選挙に私も全力を尽くすべきだ」と語り、政界引退は否定した。次期衆院選には出馬する意向を示した。

 また、古賀氏は派閥総会の後に記者会見し、「次は政権奪回という大事な選挙だ。できるだけ早く若い人たちにしっかりした体制をつくっていただく必要がある。私が頑張るより、道を譲ることが大事だ」などと述べた。今後は、派閥幹部である逢沢氏と岸田氏、総裁選に出馬した林氏の3人が話し合い、新たな体制をつくるという。

 一方、古賀氏の支持を得られず、総裁選挙への出馬断念に追い込まれた谷垣前総裁らは近く、古賀派を離脱して勉強会を立ち上げることにしている。08年に合流した古賀派と谷垣派だが、総裁選への対応をめぐって再び分裂する事態となった。

 古賀氏は後任について、同派幹部の逢沢一郎衆院議員、岸田文雄国会対策委員長、林芳正政調会長代理の3氏が合議で決定するよう求めた。