アクセスカウンター
欲しログカラコンジュエリー

2012.10.01.

阿蘇中央病院:5JV予算超過・不調!

事前に談合情報!


 阿蘇市は9月26日、老朽化した市立阿蘇中央病院の建て替え工事について今年度分の指名競争入札を行ったが、参加した4共同企業体の応札額がいずれも予定価格(25億9210万円)を超過したため、不調に終わった。超過額は約4億円〜約10億円で、予定価格を事前通知する入札としては、異例の応札額だった。市は指名業者を入れ替えるなどして再入札を行う方針。

 今回の入札を巡っては事前に市や報道機関などに談合情報が寄せられた。このため、市公正入札調査委員会は指名した5共同企業体の全20社に事情を聞いたが、談合の事実を確認できなかったという。

 この日は、1企業体が辞退し、残る4企業体が応札。談合情報で落札するとされた熊本市の建設会社の企業体の応札額は、最も予定価格に近かったものの、約3億8700万円超過する29億8000万円だった。

 新病院は今年度から2か年で建設する予定で、総事業費は約44億8000万円。

 この入札をめぐっては事前に市や報道機関に「談合があった」との情報が寄せられていた。市は設計書の見直しか業者選定のやり直しを検討し、再入札する。本紙へも談合情報が寄せられたので、そのまま掲載した。

  市は五つの共同企業体を指名して入札を実施したが、1企業体は当日朝に辞退し、4企業体が入札した。結果は予定価格25億9210万円(税抜き)に対し、入札額は29億8千万円から35億8千万円と最低でも4億円近く上回った。このため入札は「不調」に終わった。

  市によると、事前に「談合で落札業者が決まっている」との文書がFAXで数回寄せられたという。市は25日、企業体に参加している20社を個別に呼び事情聴取したが、「談合の事実は確認されなかった」として入札を実施した。

  市は今回の入札結果について「談合情報とは違う結果になった。全社が予定価格を上回ったのは、予定価格が低すぎるという意思表示ともとれる」としている。

 理由はどうあろうと、談合はしていないという意思表示を示すため、落札業者は辞退し、他業者は予算オーバーで応札したと推察できる。再入札は「予定価格を公表せず」入札したなら、予算オーバーは無くなる。原因は市長と特定業者の癒着が露骨なため、業界の一部が反発してのタレコミなのは間違いない。