福岡都市圏・最終処分場：落札は大林の理由！③

特記仕様書の位置づけ！

土木一般特記仕様書最終処分場建設工事にだけ適用する特記仕様書がある。この中で、第５章に特許工法があり、
第２１条　本工事の底部遮水工は、アスファルトマルチライナー工法（特許第3518225号）によるものとする。

第２２条　本工事の底部遮水工は、特許権に関わる広報である。
１．特許番号及び発明の名称
　　特許だい３５１８２２５号「遮水構造」
２．本特許権に関わる広報の実施にあたり、当該工法の実施者は、当該特許権に関わる実施契約を必要に応じて締結するものとする。

　ここまで縛りにかけられては、大林組JV以外の業者が落としても、特許使用料と工法施工者の工事費で到底採算が合わなく、この遮水工事部分だけでも３０％は違うだろう。

　必然的に、大林JVの落札になるお膳立てが整っている。

　　特記仕様書の全文