2012.10.17.

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馬毛島問題:熊毛1市3町が防衛省に抗議!

地元首長ら候補地除外を要請!


 西之表市の馬毛島にアメリカ軍の訓練移転が検討されている問題です。熊毛地区1市3町の市長らが防衛省を訪れ、地元を無視して、現地視察を行ったことに強く抗議したうえで、改めて国に訓練移転に反対の意思を伝えた。

 

 この問題はアメリカ軍の空母艦載機離着陸訓練、FCLPの移転先に馬毛島が検討され、去年6月、日米共同文書に明記されたものです。

 1雄勝12日は午前11時すぎに西之表市の長野力市長など熊毛地区1市3町の市長や議長らおよそ10人が防衛省を訪れ、長島昭久副大臣に面会しました。この中で、長野市長らは先月、地元に説明もせず、防衛省が馬毛島の現地視察を行ったことに強く抗議した。

 

 その上で、今年度計上した馬毛島への予算を執行しないこと、日米共同文書から『馬毛島』の名を削除することを求め、改めて国に馬毛島への訓練移転に反対の意思を伝えました。これに対し、長島副大臣は「重く受け止める。今後は地元の理解を求めながら、進めていきたい」と話したという。

 また、12日は全国から集まった反対署名も提出されました。これで1市3町が防衛省に提出した反対署名はあわせて、21万9473人分になった。

 

 一方、12日の閣議後の記者会見で、森本敏大臣も馬毛島問題については「地元の理解、協力が不可欠。地元の思いを受け止め、協力してもらう努力を得ながら進めていきたい」との見解を示した。”地元の頭越しに進めるやり方は許せない”と反発する1市3町、これに対し、”地元の理解を得ながら進めていきたい”とする防衛省、両者の隔たりは大きく、この問題は今後も混迷の様相を見せそうだ。

1市3町の首長と議長でつくる対策協議会のうち、屋久島町長を除く7人が参加。長島昭久副大臣が対応した。長野力西之表市長は「不信を買うようなことはしないと言っていたのに、どうしてそういうことができるのか。大変怒りを感じている」と抗議し、要請書を手渡した。