2012.10.21.

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中国海軍:19日に東シナ海で演習!

尖閣を意識・日米に対抗意識!

11隻の艦船・8機の航空機!


 

 中国国営新華社通信は10月18日、中国海軍の東海艦隊(司令部・浙江省寧波)が19日、国家海洋局の巡視船や農業省漁業局の漁業監視船などと合同で、東シナ海で演習を実施すると発表した。

 「年間計画に基づいた」演習としているが、中国軍の演習を事前に伝えるのは極めて異例だ。

 

 同通信は、演習の目的を「海上で合同で主権を保護する能力を高め、我が国の領土主権と海洋権益を有効に守るため」としており、中国が領有権を主張する沖縄県の尖閣諸島を意識した演習であるのは明白だ。

 記事は、同海洋局の「海監」や同漁業局の「漁政」が「係争海域で巡視や法執行している際に、他国の艦船による不当な追跡や悪意のある妨害を受け、(我が国の)主権の保護活動は多くの挑戦に直面している」と、海上保安庁の巡視船による尖閣諸島海域での巡視活動などを暗に批判。

 

 中国海軍は19日、同国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の位置する東シナ海で、国家海洋局、農業省とともに合同演習を実施した。演習は、監視船が日本の海上保安庁巡視船と衝突したと想定し、海軍の艦船が出動するという内容。尖閣諸島国有化に対抗し、日本政府をけん制した形だ。

 演習は「東シナ海協力−2012」と命名され、19日午前に約3時間行われた。出動兵力の規模は過去数年で最大という。

 

 演習は、海洋局所属の海洋監視船「海監」と農業省が管轄する漁業監視船「漁政」が航行中、妨害してきた他国の巡視船と衝突し、中国の監視船が損傷、乗組員に負傷者が出るという想定で実施された。

 海軍東海艦隊(司令部・浙江省寧波)が護衛艦や医療船、新型戦闘機やヘリコプターを投入し、緊急援助するという段取りで、艦船11隻と航空機8機が出動した。

 尖閣周辺海域で任務に就いた「海監」も演習に参加した。以前は海に落ちた漁民を救援するだけの訓練だったが、今回は「悪意の襲撃を受けて負傷し、転落した乗組員を救助する」という想定が採用され、「対日実戦」の色彩が濃くなった。 

 

 中国政府幹部は「中国はもう後に引けない。釣魚島問題に関して日本が行動を起こせば直ちに措置を取る必要がある」と指摘した。

 国家海洋局によると、同局の劉賜貴局長は17日、北京での座談会で「釣魚島の主権防衛は段階的な成果を獲得した」とした上で「海洋権益確保闘争の最終的勝利に向けて努力する」と強調した。

 11月8日からの共産党大会で、胡錦濤政権から習近平政権に代わり、政権以降は2013年4月から。その間、軍を掌握するのが「胡錦濤なのか、軍幹部になるのか」次第では、この数ヶ月間、軍部が強硬手段を取る恐れがある。軍部が現状を不満とするなら、政治がそれを抑えれるのか、増長させるのか、中国とパイプのない民主日本政府は対応策に詰まりそうだ。

 外交音痴な野田首相に対応策はない。話して分かる相手ではない。東シナ海演習は、太平洋への進出デモンストレーションだ。民主も、自民も、対中対策を根本から改めないと、日本だけがガラパゴス化しかねないぞ。東南アジアにODA援助をばら撒いていれば、何とかなる時代ではない。