古賀誠氏が引退：後継は藤丸敏秘書！

選挙資金は溜め込んだから安心！

　自民党元幹事長の古賀誠・前衆院議員（７２）（福岡７区）が１１月１７日、福岡県大牟田市のホテルで記者会見を開き、衆院選への立候補を見送り、国会議員を引退することを正式に表明した。

　古賀氏は「３年前の前回衆院選時から『これが最後』と決めていた。新しい人にバトンタッチするにはぎりぎりの年齢」とした。後継候補として、公設秘書の藤丸敏氏（５２）を挙げた。藤丸氏は今後、党の公認手続きを進め、立候補表明する見通し。

　古賀氏は１９８０年の衆院選で初当選し、当選１０回。９６年には第２次橋本内閣で運輸相（当時）に就任。党の国対委員長、幹事長などを歴任した。宏池会（古賀派）会長も務めた。

　３２年５か月の議員生活について、古賀氏は「ぶれることなく一筋に自民党で政治を全うできたことをうれしく思う」と振り返った。引退後も政治活動は続けるとし、自身が主宰する政治塾で政治家を育て、「新しい勢力を宏池会に預けたい」と語った。

　古賀氏は「バトンタッチするにはぎりぎりの年齢である」と説明。今後については「国政に参画する人を一人でも二人でも育てたい」と述べた。

　７区には、現職の野田国義（民主）がおり、共産党も新人をたてる。人気薄の民主に人気薄の藤丸候補、すんなりと自民風に乗れるか。