2012.11.26.

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宮崎・都井岬観光ホテル:土地・建物の競売再開!

29日から入札!

12月6日締め切り・13日開札!

PCB処分コスト50万円!


 経営不振で閉館した串間市の都井岬観光ホテルについて、宮崎地裁は中止していた土地と建物の競売を再開した。11月15日から公告しており、29日から入札を始める。

 対象物件はホテルの建物(地上8階、地下1階)と土地8件計8万326u。売却基準価格は3670万9000円。入札期間は12月6日まで、同13日に開札する。

 同地裁は当初、9月の競売開始を決定したが、建物内に発がん性のあるポリ塩化ビフェニール(PCB)を含んだ蓄電器が残され、競売物件情報にその記載がなかったために中止。その後、現地調査を実施し、算定し直した建物価格の評価書を物件情報に添付した。建物価格は、PCBの処分コストなどを考慮して約50万円低く設定された。

 9月6日から入札が行われる予定だった。競売の取り消しは8月30日付。

 宮崎地裁から中止の通知を受けた串間市によると、ホテルの地下に発がん性のあるポリ塩化ビフェニール(PCB)を含んだ蓄電器が設置されていたが、競売物件情報にその記載がなかったためとみられる。蓄電器は現在、適切に保管されているが、人体に有害なPCBがあると、処分コストを考慮し、競売の資産価値が減るという。

1964(昭和39)年、鉄筋3階建ての「くろしお荘」として開業。73年に6階建ての東館を建設した。宮崎交通が8haの土地とともに所有しているが、経営難から99年に事業断念を串間市
に通告した。「都井岬観光の拠点施設」の同ホテルを存続させるため、市と宮交が中心となって第三セクター「都井岬リフレッシュ・リゾート」(資本金1千万円、社長・鈴木重格市長)を立ち上げ、00年9月から経営を引き継いだ。

 その後も多額の累積赤字を抱え、2007年3月、不動産再生事業などを手がけるケイズコーポレーション(本社大阪市)が土地・建物と経営権を買い取り、約2億円かけて外観などを改装。同年7月にリニューアルオープンしていた。

 同ホテルは10年2月に閉館。所有する不動産会社「ケイズコーポレーション」(大阪市)に
市が任意売買を求めて交渉していたが価格が折り合わず、同社に融資する日本政策金融公庫が競売を申し立てた。入札には市も参加する方針だった。