2012.12.06.

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中国空軍機:広東省の民家に墜落・4人重軽傷!

生産停止のJ-7戦闘機!


 中国国防省は12月4日、広東省スワトー市で、訓練飛行中だった中国空軍の戦闘機「殲(J)7」が民家に墜落したと発表した。同市政府によると、民家にいた4人が重軽傷を負って病院に運ばれた。建物内にいた4人が負傷した。うち3人に生命の危険はない。ただし、26歳の女性は重傷で、治療を受けている。パイロットは、墜落直前にパラシュートで脱出して無事だったという。同事故について、当初は消防が「軍の小型ヘリコプターが墜落した」などと発表した。

 中国政府・国防部は4日、広東省汕頭(スワトウ)市内に墜落して民家を傷つけたのは訓練中の殲−7(J−7)戦闘機と発表した。中国新聞社が報じた。

 専門誌「航空知識」の王亜男副編集長は4日、近年、「殲−7」による事故が多く発生していることについて、同機種の保有量が多いことが主な原因だと指摘した。「『殲−7』はこれまで安定性、信頼性により、国土防空に大きく貢献してきた」としている。

 殲−7戦闘機は旧ソ連のミグ21のコピー機。ミグ21の初飛行は1955年で、殲−7の初飛行は1966年。中国がロシアの技術支援を受けて開発した戦闘機のFC−1(梟龍)は、ミグ21の発展形とされる。「殲−7」は1960年代末に解放軍空軍に導入された機種で、すでに生産停止となっている。

 『殲−7』は高空高速飛行の戦闘機であり、滑空性能は低く、エンジンを1基しか搭載できない。エンジンや制御システムに問題が出れば操縦が難しい。