2012.12.09.

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四川党委副書記・取調べ:前政治局常務委員も関与か!

四川省高官の不正疑惑!


 香港誌・亜洲週刊の最新号は、中国共産党中央規律検査委員会が調べている李春城四川省党委副書記の不正疑惑に、前党中央政法委書記・政治局常務委員で江沢民前国家主席派の周永康氏やかつての最高実力者、トウ小平氏の孫娘の夫が関与していたと報じた。

 李氏は昨年、省党委副書記に昇格するまで省都・成都市の党委書記や市長などを歴任。同誌によると、成都時代に政府系企業の経営や開発プロジェクトに絡んで不正に利益を得ていた疑いがある。 

 12月3日、11月の第18回中国共産党大会で中央委員候補に選ばれた四川省党委員会の李春城副書記がこのほど、「重大な規律違反」の疑いで同候補資格を取り消され、取り調べを受けたとみられる。

 具体的な経緯については明らかになっていないが、新都市地区開発に絡む問題との見方も出ている。また、成都市最大の国営企業の一つ、成都工業集団の戴暁明(ダイ・シャオミン)会長が今年8月、規律管理当局の調査を受けたことに関連するとの情報もある。

 李副書記は56歳。遼寧省の生まれで、黒竜江省のハルビン工業大学卒。共産党青年団(共青団)出身で、共青団ハルビン市委書記、同市太平区長、副市長などを歴任。1998年に四川省成都市副市長に選出された。成都市委副書記、市長代理、市長、市委書記などを務めた。

 一部メディアは同じく規律検査委の調査を受けた成都工業投資集団の戴暁明会長との関係をめぐる疑惑だと指摘した。李副書記の規律違反での摘発については香港紙・明報が4日にいち早く伝えていた。