円安加速：一時８９円台に！

日銀の緩和観測受け！

　１月１１日早朝の外為市場では、日銀の緩和観測を背景に円売りが進み、対ドルで約２年半ぶりの円安水準を付けた。

　東京市場の早朝に、一時２０１０年７月以来の高値となる８９．０４円まで上昇した。１１日付け朝刊で、日銀の金融政策をめぐる報道が相次いだことから、１月２１～２２日開催の金融政策決定会合で「マーケットの予想を上回る、もしくは織り込まれているものが全て出てくるのではないか」（信託銀）との期待が高まった。

　ドル／円はニューヨーク市場の終盤から上昇圧力が強まった。日銀の追加緩和観測などを背景に、短期筋の仕掛け的なドル買い／円売りが入り、８８．５０円付近にあったオプション絡みの防戦売りを突破。ストップを巻き込みながら、一時２０１０年７月以来となる８９円台に乗せた。

　ユーロ／円も２０１１年５月以来の高値となる１１８．２４円まで上昇した。