2013.01.24.

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中国:13年は造船所の半分が閉鎖!

12年の新造船受注量は同期比4割減!


 中国工業情報化省が発表したデータによると、2012年、中国の新造船竣工量は同期比21.4%減の6021万載積重量トン、新造船受注量は同期比43.6%減の2041万載積重量トンだった

 2012年9月の時点で、中国造船企業、受注激減で相次いで倒産「将来2、3年のうちに半分が消える」という記事が出ており中国内専門家や業界関係者は造船会社の大規模な淘汰が始まったとの見方をしている。

 国内外の景気悪化で受注が激減し、中国造船業界は現在深刻な状況に陥っており、造船企業が相次いで倒産している。業界関係者は将来2〜3年間で国内の半分の造船企業が倒産に追い込まれるだろうと予測している。

 イギリス造船・海運調査会社の「クラークソン・リサーチ」によると、2012年1〜6月まで中国造船業が獲得した造船受注件数は182隻で、昨年同期の561隻と比べて67.5%と激減した。さらに中国造船業ピーク時の07年の2036隻と比べて、約91%と激減した。

 受注が激減した影響で、過去1年間で生産停止に追い込まれた造船企業が多くある。民営中小造船企業が集中する浙江省楽清市経済および情報化局の統計によると、同市には約23社の造船企業があり、昨年下半期に正常生産をしていた企業の数がまだ13社あったが、現在7社にとどまっており、約3分の2の企業が生産停止をしたという。

 また、民営中小規模を中心に倒産せざるを得ない企業も多くある。昨年10月浙江省寧波市では優良企業の藍天造船集団と恒富船業有限公司の2社が倒産した。今年に入ってから、2月に四川省重慶市金龍船業有限公司、3月に江蘇省南通市の南通恵港造船公司、5月に浙江省台州市の金港船業有限公司、さらに6月に中国と韓国の合資会社である遼寧省大連市の東方精工船舶有限公司が相次いで倒産した。

 一方、造船大手企業も収益減で難局に直面している。2010年に香港株式市場に上場を果たした中国民営造船最大手の熔盛重工集団(江蘇省)が8月21日発表した『2012年中期業績報告』によると、今年上半期の同社の営業利益は54億6000万元で、前年同期比で37.2%減少した。また、同期の純利益が2億2000万元で、同82%減少。国内報道によると、同社が上半期での業績が純利益を出せたのは、政府当局から6億7000万元の補助金を受給したからだという。このような非経常的収益を除けば、同社の上半期の業績は赤字に転じる可能性が高かった。