2013.02.03.

アクセスカウンター
アメリカンイーグルエバーカラーワンデーhttp://www.e-creditcard.info/アクセスカウンターネオサイトワンデー

中国・石炭消費量:世界の半分に迫る!

中国の80%の発電所が石炭発電に依存!

ディーゼル燃料の環境基準強化へ!


 米紙によると、米エネルギー情報局は中国の石炭消費量は過去10年で急激に増加し、2011年における中国の石炭消費量は34.5億トンに達したと報告した。世界総消費量のほぼ半分に相当する。

 同報告書では、2000年以降、中国の発電量は200%増加しており、石炭の需要も急増した。2000年以降、全世界の石炭需要は約26億トン増加したが、そのうち中国の需要が占める割合は82%だった。

 同報告書は、現在の中国は、発電や製鋼などで消費する石炭量がどのくらいなのか正確に把握できていないことも明かしている。業界団体である世界石炭協会は、09年のデータに基づき、中国の80%の発電所が石炭発電に依存していると指摘している。

 米国における11年の石炭消費量は10億トンをやや上回る程度で、世界総消費量の13%弱である。07年以降、米国の石炭消費量は減少を続けているが、これはシェールガス生産量の急増が背景にある。電力業界は、コストが低く、埋蔵量の豊富な天然ガスで発電するようになっているのだ。

 同報告書は、中国は11年における世界最大の石炭生産国でもあり、同年の石炭生産量は35億トンを上回った。これは世界総生産量の46%である。同時に中国は11年における世界最大の石炭輸入国でもあり、輸入量は1.77億トン前後だった。

 中国政府は近く、自動車用ディーゼル燃料の環境基準を強化する。北京など複数の大都市が深刻な大気汚染に見舞われているため。ただ、強制的な基準の適用は2年先になる見通し。

 政府はディーゼル燃料に含まれる硫黄分を欧州連合(EU)の規制値と同じ50ppm以下とする見通し。現在の国内基準は350ppm。

ただ、業界紙の中国石化報は、新基準が全国で義務付けられるのは2014年末以降になると報じている。環境保護省などの政府機関と石油会社は先週、緊急会議を開催していた。

 環境保護省傘下の中国環境科学院の専門家は「新基準はすでに策定されていたが、大気汚染の悪化で公表時期が早まった。近く発表されるだろう」と述べた。