2013.02.07.

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PM2.5:九州・沖縄・山口の全県で速報へ!

濡れティッシュ利用のマスクも効用あり!


 中国で深刻化している大気汚染の原因物質「PM2.5」を観測している各自治体が、住民への情報提供態勢を強化している。九州・沖縄・山口では以前からホームページで測定結果を速報している佐賀、熊本、山口の3県に加え、福岡など3県が今月から速報を開始した。近く全県で速報態勢が整う見込みだ。

 環境省は09年9月、大気中のPM2.5の濃度について、1日平均で1立方メートル当たり35マイクログラム以下とする基準を設定。これを受けて、10年度から国と県などが測定機を設置し、観測を続けてきた。

 データの公表方法は各自治体の判断に委ねられ、当初から県のホームページで1時間ごとの観測データを公表してきた山口県のような例がある一方で、公表に消極的だった自治体もある。だが、今年に入って中国の大気汚染と、飛来物質による日本国内での影響に関する報道が増えて住民の関心も高まってきたため、相次いで速報を始めることにした。

 福岡県は1月、宗像市や糸島市など8市2町に自動測定機を設置。市内6カ所に測定機を設置し、ホームページで以前から公表していた福岡市の分と合わせ、今月5日から県のホームページにデータを載せ、1時間ごとに更新している。同様に鹿児島、宮崎両県も6日、「県民からの問い合わせが増えてきたため」として県のホームページ上で公表を始めた。

 大分県は「大陸からの越境汚染が懸念される」として、県内では比較的日本海に近い県西部の日田市に2月下旬、測定機を設置予定。3月上旬から観測を開始し、既に測定・公表している大分市分と合わせて県のホームページで速報する。このほか、4月から公表予定だった長崎県も時期の前倒しを検討し、沖縄県も「近日中に公表できる見通し」としている。

 花粉症対策用のマスクは目が粗いため、PM2・5は通り抜けてしまいます。国立環境研究所(茨城県つくば市)の菅田誠治主任研究員は「健康な大人が心配する必要はないが、呼吸器系の疾患がある人は、高濃度になりそうな日の外出を控えるなど、注意してほしい」と呼び掛けています。

 医療用マスクなら防御できるというが、一般の人が持っている「マスクを2枚重ねにし、その間に濡れティッシュを入れる」息苦しさはあるが、医療マスクと同等の働きはする。

 濃度中の観測が出たら、一度お試しあれ。