2013.02.08.

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ロシア機2機・領空侵犯:利尻沖に・空自スクランブル!

ロシア軍当局・訓練の一環!


 

 防衛省は2月7日、ロシア空軍のスホイ27戦闘機2機が北海道利尻島南西沖の領空を侵犯したと発表した。ロシア機による侵犯は08年2月の伊豆諸島沖で偵察機が侵犯して以来約5年ぶり。

 外務省は在日ロシア大使館に厳重に抗議すると共に、至急事実関係を調査するよう申し入れた。

 

 領空侵犯は7日午後2時59分から午後3時にかけての1分11秒間。2機は北東に進みながら領空に入り、北西に進路を変えて外に出た。航空自衛隊は領空侵犯の恐れがあると判断して三沢基地(青森県)からF2戦闘機計4機を緊急発進させ、防空指令所から領空に入らないよう通告したが2機は侵入。さらに退去するよう警告した。

 北海道での領空侵犯は06年1月の礼文島北方で起きて以来。7日は「北方領土の日」として道内で関連行事が行われていた。防衛省は「ロシア軍の訓練情報は入っていない。意図は不明」としている。ロシア軍は「戦闘機は国際法を順守して飛行している」と領空侵犯を否定している。

 

 インターファクス通信によると、ロシア軍の東部軍管区当局者は7日、ロシア軍戦闘機が同日、日本の領空を侵犯したとする日本政府の発表について、「管区内の軍用機が日本海上空を飛行したものの、国際法に基づき飛んでおり他国の国境は侵していない」と反論した。

 ロシア軍は5日から千島列島で軍事演習を行っており、日本海上空での戦闘機の飛行は訓練の一環としている。ロシア機による領空侵犯は2008年2月以来で、ソ連時代を含めて34回目という。政府は同日、ロシア側に抗議した。

 同省によると、7日午後、ロシア機が北側から北海道に接近したため、空自三沢基地(青森県)から戦闘機4機が緊急発進した。ロシア機は北東方向に針路を変更し、同日午後3時頃、約1分間にわたって領空内を飛行。北西に針路を変え、領空の外に飛び去った。同基地は無線で領空に侵入しないように通告したが、ロシア機から返答はなかったという。

 ロシア軍は5日から北方領土と千島列島で大規模な軍事演習を行っており、報道官は詳細な説明は避けたものの、演習と関連しているもようだ。偶発的なトラブルでなければ、沖縄県・尖閣諸島をめぐって中国と摩擦を抱える日本の出方をロシア側が探った可能性もある。