2013.03.20.

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建前と嘘の塊・中国:レーダー照射を否定!

中国国防部・日本を厳しく非難!

自衛隊艦にレーダー照射したと・軍幹部発言!


 中国政府・国防部は3月18日、「日本が再三、“火器管制レーダー照射”で騒いでいる問題には下心がある」と題する文章を発表した。海上自衛隊護衛艦などへの火器管制レーダーの照射を改めて否定し、「日本側は深刻に反省すべきだ。無責任な言論の発表を停止せよ」と要求した。

 国防部の発表は.
 日本の共同通信社があおりたてた“火器管制レーダー照射”問題について、国防部新聞事務局(国防部報道事務局)は次のように表明した。

 中国国防部は多数回にわたって、この問題について厳正な立場を陳述した。真相は十分にはっきりしている。日本側が言う、中国海軍の艦艇が火器管制レーダーで日本側の艦船や航空機を狙ったということは、事実に合致しない。日本側がたびたび煽りたてる、いわゆる“火器管制レーダー照射”の問題は、中国軍をおとしめて国際社会をミスリードする下心があるものだ。

 日本側は長期にわたり、中国側の艦船や航空機に近距離で追跡し監視と妨害を行い、中国側の艦船や航空機の安全に危害を与えている。これが、中日の海と空の安全問題の根源だ。中国側はこのことについて、十分な証拠を把握している。日本側は深刻に反省すべきであり、無責任な言論の発表を停止すべきだ。実際の行動で両国の関係の大局を維持すべきだ。


 共同通信が、中国軍の複数の将官級幹部が「自衛隊の護衛艦に火器管制レーダーを照射した」と報じたことを受け、中国メディアも「日本のメディアによる」として同情報を伝えはじめた。

 共同通信によると、取材を受けた中国軍の複数の将官級幹部が、攻撃用の火器管制レーダーを照射したことを認め、「艦長の緊急判断だった」と述べた。計画的な作戦との見方を否定し、偶発的な事案と強調したという。

 中国では、計画的でも「偶然、偶発、挑戦により止むなく」などと書き、下心があって「威圧、脅迫、強行手段をとって」も、相手方が悪く、そうさせた原因に対し陳謝・反省すべきと言うのが決まり文句である。

 中国では山東省のインターネットメディア大衆網や、大手ポータルサイトの網易、騰訊などが日本の記事を引用して同件を伝えた。内容は日本側の報道とほぼ同じ。騰訊は、これまでに中央電視台(中国中央テレビ、CCTV)が配信した「日本は攻撃管制レーダーの照射問題を煽(あお)り立てて、中国軍をおとしめた」とする動画記事をリンクさせてている。

 防衛省では、中国軍幹部が攻撃管制レーダーの照射を認める発言をしたことについて「心理戦」、「軟化の兆候」との2つの見方があるという。一方、中国側にとっては、軍幹部からこれまでの発表と異なる発言がったことで、「公式な説明に対する信頼」がさらに低下する可能性もある。

 網易の記事に寄せられたコメントでは、日本の報道を疑う書き込みもあるが、排他的な愛国主義を批判する意見もある。「民族主義と社会主義には大笑い。1日中これを滅ぼせ、あれを殺せと要求する。国内では虐殺による洗浄、対外には戦争を発動する。ナチスとどこが違う? 

ナチスの正式名称も民族社会主義労働者党(日本での訳は国家社会主義ドイツ労働党)だぜ」と書き込んだユーザーもいる。現在の中国では「根本的な体制批判」とみなされる可能性がある意見表明だ。

 習体制がスタートし、アジアの名手と欲するなら、まず自国民の教育が肝要であり、礼儀・道徳を知らない国民が世界中で「唾を吐き、信号を無視し、その国の道徳を否定する」言動を改めない限り、世界の劣等生と忌み嫌われるのがオチだ。