2013.03.21.

10人に1人が自殺:建設業の死因!

死因・がんなどの「悪性新生物」!

不慮の事故・自殺は減少!


 厚生労働省が3月6日に発表した「人口動態職業・産業別統計」によれば、2010年度に亡くなった建設業の就業者の死因は10人に1人が「自殺」。男性に限定すると全体に占める割合は11.0%に上り、全産業の男性就業者の平均と比べて3.1ポイント高かった。

 建設業の死因で最も多かったのは、がんなどの「悪性新生物」で、全体に占める割合は全産業の平均を1.2ポイント上回る39.8%。男性就業者に限ると建設業は39.5%となっており、全産業の男性就業者の平均を0.7ポイント上回った。

 工事現場などでの「不慮の事故」や「自殺」が占める割合も、建設業の男性就業者は全体の平均を上回っている。「不慮の事故」が2.4ポイント、「自殺」が3.1ポイントそれぞれ平均を上回り、合わせて全体の2割以上を占めた。

 ただし、建設業の男性就業者の「不慮の事故」と「自殺」は、ともに前回に調査した2005年度の値を下回った。05年度に9.5%だった「不慮の事故」は9.1%に、12.9%だった「自殺」は11.0%に減っている。

 女性の就業者では、建設業は「悪性新生物」を死因とする割合が42.0%と高かった。女性就業者の平均を4.1ポイント、建設業の男性と比べても2.5ポイントそれぞれ上回った。

 一方、公務員の死因に占める「自殺」の割合も高い。男性に限ると全産業の平均を8.7ポイント上回る16.6%で、集計した全19産業の中で最も高かった。女性を見ても全産業の平均を5.1ポイント上回り、9.9%だった。


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