2013.03.24.

参院選121議席:野党は勝てるか!

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シミュレーションは明暗くっきり!

連合実現なら→野党「78」! 

決裂なら→自公「70」!


 今夏に改選を迎える参院議員の任期満了(7月28日)まで、残すところ約4カ月だ。そこで産経新聞は昨年12月の衆院選比例代表得票数に基づき、7月の参院選(改選121)の選挙結果をシミュレーションしてみた。その結果、野党が大同団結するかどうかで明暗はくっきり分かれた。

 シミュレーションでは、野党の選挙協力が進まず、各党が全選挙区に候補者を立てた場合の自民、公明両党の獲得議席は非改選を合わせて参院の過半数となる計70議席に達した。一方、民主党、日本維新の会など野党が合併や選挙協力などで結集した場合は78議席となり、自公両党(計40議席)のほぼ倍を占める。野党の参院選勝利には、自党候補を降ろして他党候補を支援するなど高いハードルが課せられそうだ。

 シミュレーションでは、次期参院選から適用される選挙区定数の「4増4減」を反映し、自公両党が競合する予定の4選挙区以外では、公明党票を自民党票に上乗せして試算した。(1)野党各党が選挙協力せずに全選挙区に擁立(2)親和性が高い「民主・生活」と「維新・みんな」がそれぞれ結集(3)共産党を除いた野党が連合−の3パターンに分け、各党の獲得議席数を占った。

 野党が選挙協力で決裂した場合の議席数は自公両党で計70、野党計51。自公両党は目標の64議席を優に確保してねじれ国会解消を果たし、野党は共倒れする。

 特に自民党は31の改選1人区で全勝する。複数区や比例代表を合わせると計63議席を獲得する。公明党は7議席にとどまる。

 民主は、複数区の選挙区で8議席を得るのがやっとで、大阪では議席を失い、比例も8議席に後退する。一方、維新は茨城、広島、福岡などの2人区で民主に競り勝ち、大阪では2議席を獲得。選挙区13議席、比例10議席に躍進する。

 政策が似通う「民主・生活」「維新・みんな」がそれぞれ結集した場合も、状況はそう変わらない。

 自民は岩手で「民主・生活連合」に負けるものの、改選1人区で30勝。選挙区47、比例14の計61議席となる。「民主・生活連合」は選挙区8議席、比例11議席の計19議席となり、一方、「維新・みんな連合」は、宮城と長野で1議席ずつ得て選挙区17、比例14の計31議席となる。

 だが、可能性は低いものの野党が結集すると状況は激変する。今度は自公両党は計40議席にとどまる。

 自民は1人区では6勝25敗と惨敗し、中国、四国、九州地方の一部でしか議席を得られない。公明党は選挙区の議席はゼロとなる。逆に、「野党連合」は1人区で大勝。複数区では神奈川、大阪でそれぞれ3議席、東京では4議席を獲得し、選挙区51、比例27の計78議席を占める。