2013.04.07.

九電・体育館土地売却:50億円で超積水ハウスに!

3650億円の最終(当期)赤字に!

身(社員)を切るのか・味(役員報酬)を切るのか!


 九州電力が、福岡市九電記念体育館(同市中央区)の土地を、月内にも住宅大手の積水ハウスグループに売却する方向で最終調整に入った。売却額は50億円超とみられる。

 東京電力・福島第1原発事故の影響で、所有する原発が全て停止していることなどから、九電の25年度3月期決算は3650億円の最終赤字になる見通し。このため、電気料金値上げを決め、これに伴う経営合理化として、体育館の敷地や保養所などの売却を検討していた。

 体育館は、九電が1964年に建設し、敷地面積1万6500u、延べ床面積6100u。03年からは、財政難で新体育館建設を断念した福岡市に建物を無償譲渡し、土地は無償貸与していた。

 しかし、原発停止による代替燃料費が膨らみ、九電は13年3月期連結決算で3650億円の最終(当期)赤字を見込むなど業績が悪化。料金値上げの前提となる経営合理化策の一環で、昨年12月、他の福利厚生施設なども含め、計140億円の資産売却方針を表明していた。

 市が19年度までに東区内に新体育館を建設する計画があるため、それまでは体育館として残すことを条件に、売却する見通し。付近は市内でも人気の高い高級住宅地で、積水グループは、マンション開発を視野に、九電が信託銀行に委託して3月に実施した入札に応札した。入札には、複数の住宅メーカーが参加していたという。

 また体育館とは別に、九電は新たに、体育館そばにある広報施設「九州エネルギー館」の売却について検討を始めた。料金の値上げ幅が、国の査定で申請より圧縮されたことから売却資産候補に浮上した。


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