北朝鮮・また核実験か：韓国政府が見解！

４回目を許すか・抑えるか！

中国も対北朝鮮では苦悶中！

　韓国政府は４月８日、北朝鮮が４回目の核実験にいつでも踏み切れる状態にあるとの見解を示した。柳吉在（リュギルジェ）・統一相が国会の外交統一委員会で「（新たな核実験の）兆候があると言える」と述べた。

　北朝鮮は２月に３回目の核実験を実施。２００６年、０９年に続き、北東部の咸鏡北道・豊渓里の地下核実験場で実施した。

　ただ、韓国国防省報道官は８日、この動向に関連し、「２月の段階で、（実験に使った）西側の坑道だけでなく、（まだ使われていない）南側でも準備を終えていた」と述べ、この数日で急速な動きがあるわけではないとの見解を示した。

　６日夜、王毅中国外交部長は潘基文国連事務総長と電話会談を行い、緊張を高める北朝鮮情勢についての意見を交換した。

　潘国連事務総長は朝鮮半島情勢について、「一刻も早く鎮静化し、不測の事態を回避することを望む」と発言。王毅中国外交部長は「われわれの立場は明確だ。情勢がいかなる変化を来そうとも、対話を通じて解決し、朝鮮半島の非核化および半島の平和と安定を実現したいとの考えは不変である」と応じた。一方で、「朝鮮半島の国家は中国の近隣国家であり、そのいずれもが挑発的な言動を行うことを我々は望んでいない」とし、「中国の玄関口で事を起こすなかれ」と厳しくこれをけん制した。中国の意向は、六カ国協議と対話解決の再開だという。