2013.06.12.

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長崎県平戸市職員・逮捕:入札情報漏えい!

2業者を指名停止に!

崎村電業を9カ月!

玄海電設を8ヶ月!


 平戸市都市計画課の主任(38)らが指名競争入札で業者に設計金額を漏らしたとして、公契約関係競争等妨害容疑で逮捕された事件を受け、県は6月10日、業者側の玄海電設を6カ月、崎村電業を7カ月の指名停止とした。平戸市も崎村電業を9カ月、玄海電設を8カ月間の指名停止とした。

 県警などによると、昨年11月7日に実施された平戸中学校の校舎太陽光発電設備工事を巡る指名競争入札で、平戸市の主任が崎村電業取締役(51)に設計金額を推定できる金額を漏らし、取締役はこれを玄海電設の営業課長(45)に教えて玄海電設に落札させ、公の入札を害す行為をしたとしている。

 事件経緯は、長崎県警が6月7日、同県平戸市発注工事の指名競争入札をめぐり、競売入札妨害の疑いで6日に逮捕した同市都市計画課の主任高橋大典容疑者(38)ら3人の容疑を裏付けるため、平戸市役所を家宅捜索した。

 十数人の捜査員らが午前9時15分ごろ、市役所に入り、高橋容疑者の机やパソコンなどを調べた。関係書類を押収し、詳しい経緯を調べる。

 県警によると、高橋容疑者は昨年11月7日に実施した市立平戸中の校舎の太陽光発電設備工事の入札で、工事の最低制限価格を類推できる金額を業者側に伝え、落札させた疑いが持たれている。

 公契約関係競争等妨害容疑で逮捕された事件を受け、黒田成彦市長は7日、記者会見。職員の逮捕で「市民の信頼を損ねる不祥事を起こし、心からおわび申し上げる」と謝罪し「信頼の回復を得るために全力を尽くしたい」と語った。

 また、県警は庁舎内や自宅など十数カ所で家宅捜索、約800点を押収した。黒田市長は「職員にも少なからずショックを受けている」と語った。

 市によると、高橋容疑者は1998年に技師として入庁、2005年から同課で勤務。同課で設計を担当する2人の電気技師の1人で、今年1月に主任に昇格した。事件となった昨年11月から施工された平戸中学校の校舎太陽光発電設備工事の設計を担当している。

 電気工事は年間で50〜80件受注しており、技師の2人が設計。これまで、同様の太陽光発電工事2件も高橋容疑者が設計。このうち10年に入札された平戸北小学校も玄海電設が落札した。