2013.06.22.

中国経済・成長減速:悪夢は始まったばかり!

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投資主導が裏目の生産能力過剰に!

投資制限は地方が疲弊に!


 2013年6月18日、フォーブス中国語版は記事「中国経済の悪夢はまだ始まったばかりだ」を掲載した。

 中国経済の成長ペース減速について、多くの人々が不安視している。生産能力過剰は中国経済の大問題の一つだ。いわゆる生産能力過剰とは生産能力の総和が消費能力の総和を超えた状態を指す。根本的には投資主導の経済成長モデルが生産能力過剰を生み出した要因となっている。

 中国政府はリーマンショック後の08年に4兆元(約61兆7000億円)という巨額の景気刺激策を導入した。大規模な失業を避けるのが目的だったが、実際には生産能力過剰の悪化を引き起こしてしまった。

 ある専門家は次のように指摘する。「中国が2008年に実施した景気対策は市場の安定には必要なものでしたが、金額が巨大すぎた、あまりにも固定資産に偏りすぎた、あまりにも建築分野を重視しすぎたという問題があったようです。中国の建築、建材業界の生産能力は激しく成長し、最終的にはこの産業分野全体が深刻な生産過剰に陥ってしまったのです」。

 中国にとって最大の問題は、地方政府が最も関心を持っているのが地方の経済成長だという点だ。中国中央政府はむやみで無駄な投資を削減したいと考えているが、そうした投資は地方政府に強く支持されている。これら生産能力過剰を生み出す問題を短期的に解決する方法を中国は持ち合わせていない。