2013.06.24.

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北京市肺がん患者数:年10%ペースで増加中!

大気汚染、副流煙との関係に注目!

肺がん死亡率は30年で465%上昇!

新規患者数は1万人突破へ!


 京華時報は記事「肺がん発病者数は年10%ペースで増加、2013年北京市の新規患者数は1万人突破へ」を掲載した。

 北京腫瘤医院の肺がん専門医師・楊躍(ヤン・ユエ)氏は、北京市の肺がん問題は極めて厳しい状況にあると明かした。発病率は上海市、ハルピン市を超え中国一。新規患者数は2011年は8000人、2012年は9000人と年10%超のペースで増えており、今年は1万人を突破する状況だ。

 肺がん新規患者の統計を分析すると、市中心部の発病率が高い。また、若者の発病が増えつつある傾向も明らかとなった。深刻な大気汚染が人体に及ぼす影響が懸念されるなか、肺がんと大気汚染の関係も注目を集めそうだ。

 楊氏によると、肺がんの原因としてはたばこと副流煙がよく知られているが、そのほかにもチョークの粉を長期間吸い続けていることも問題になるという。そのためチョークを扱う教師や、たばこの煙漂うオフィスにずっといる事務会計社員に肺がんが多いと指摘した。

 6月12日、中国では年間300万人超のがん患者が新たに増え、年間200万人超ががんで亡くなっているとされる。うち、罹患者が特に多い肺がんの死亡率は、過去30年間で465%上昇したという。今年初、全国腫瘤登記センターが発表した「2012中国腫瘤登記年報」でわかった。

 一人っ子政策による少子化と高齢化、そして平均寿命の伸びが、がん患者増加の背景となっている。また、国民の主な死因はこの数十年間で徐々に感染症から慢性疾患へと移行している。

 中国疾病予防コントロールセンターによると、1964年に国民の死因で4位とされていたがんは、2010年に首位に躍り出た。特に都市部住民に多く、新たながん患者は毎分6人のペースで増加している。

 罹患率、死亡率ともにトップとなった肺がんは、過去30年間で死亡率を465%も上げている。全国腫瘤予防研究弁公室の陳万青(チェン・ワンチン)副主任によると、85〜90%の肺がんは喫煙と関連があるとみられている。喫煙のプロセスでは40種以上の発がん性物質に接触するからだ。無論、石炭に依存した産業や生活様式が引き起こした深刻な大気汚染も病因に関わってくる。