2013.06.29.

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新疆ウイグル自治区:建前の「暴徒」と警官隊が衝突!

26日には27人死亡!

28日には再び衝突!


 中国国営新華社通信は、6月26日に新疆ウイグル自治区のトルファン近郊で「ナイフで武装した暴徒」に警官隊が発砲し、少なくとも27人が死亡したと報じた。

 衝突が起きたのは新疆ウイグル自治区の区都ウルムチから280km、トルファンから100kmほど離れた地区。新華社通信は、地元当局者の話として、警察署と自治体庁舎を襲撃した暴徒に警官隊が発砲したと伝えている。警官隊が発砲する前に17人が死亡し、警官隊の発砲で暴徒10人が射殺されたという。負傷者も出ており、地元病院に搬送された。

 新疆ウイグル自治区の人口900万人の大半はイスラム教徒のウイグル人。その多くは中国当局から宗教弾圧、文化弾圧を受けていると非難の声を上げており、暴動や衝突が繰り返し起きている。

 26日に起きたウイグル人と警官隊との衝突により35人の死者が出た中国・新疆ウイグル自治区で28日、新たな暴力事件が勃発したもようだ。

新疆ウイグル自治区の衝突、中国政府は「テロ」との見解

 現地時間の同日午後、ホータン市で「暴力的な襲撃事件」が起きたと、中国中央テレビ局がマイクロブログの公式アカウントで伝えた。「事件は解決され、負傷者数の確認が行われている」というが、それ以上の詳細は明らかにされていない。28日現在、ホータン市当局と警察の電話回線は機能していないもようで、新疆ウイグル自治区の情報責任者も連絡がつかない状況になっている。

 中国政府は同日、26日にトルファンで起きた衝突について、「テロリストによる暴力的な襲撃」だったと発表している。1000km以上離れた場所で起きた両事件の関連性は、今のところ不明。

 米国務省の報道官は、新疆ウイグル自治区ピチャン県で起きたテロ襲撃事件で、中国に対して、法に基づいて対応してほしいと主張したことに対し、中国は「勝手な発言をするな」と主張した。中国国際放送局が報じた。

 米国務省の報道官は「現地ではウイグル族やイスラム教徒に対する差別が続いていると伝えられていることを深く懸念している」と述べた事に対し、中国外交部の華春瑩報道官は28日、「米国が事実を確認する前に、テロ襲撃事件について勝手に発言し、中国の民族政策と宗教政策を批判している。米国はテロ取り締まりの問題でダブルスタンダードを取らないでほしい」と強調した。

 中国新疆ウイグル自治区の政府系ニュースサイト「天山網」が29日伝えたところによると、トルファン地区で計35人が死亡する暴動が発生したことなどを受け、習近平国家主席が同自治区に対し、迅速に処理し、社会の安定を確保するよう指示を出した。民族衝突で197人(当局発表)が死亡した09年7月5日のウルムチ騒乱から4年を控え、指導部内で緊張が高まっている。 

 中国の新彊ウイグル自治区で民族対立が原因とみられる事件が相次いでいて、治安当局が警戒を強めている。

 中国メディアは、新彊ウイグル自治区の南部ホータンで28日、100人以上の「暴徒」がナイフなどを持って警察施設を襲撃しようとし、警官隊と衝突したと報じた。死傷者の数などは調査中だとしている。これに対し、アメリカ政府系のラジオ局は、礼拝後にバイクに乗って帰宅しようとした2人が武装警察官によって射殺され、別の1人がけがをしたと伝えている。

 中国新疆ウイグル自治区のニュースサイト「天山網」によると、同自治区で暴動が発生したことを受け、習近平(シージンピン)国家主席は28日、同自治区に迅速な処理と社会の安定確保を指示した。

 中国共産党機関紙・人民日報系の「環球時報」は29日、自治区南部ホータン地区中心部で28日に起きた「暴力事件」について、宗教施設に集まった100人余りが刃物を持ってバイクに乗り、地元公安局を襲撃しようとして警官隊に鎮圧されたと伝えた。

 天山網は、この事件での「死傷者はなかった」と報じたが、米政府系のラジオ自由アジアは住民の話として、少なくともウイグル族2人が射殺されたとしている。

 中国の習近平国家主席は、新疆ウイグル自治区で襲撃事件が相次いだことを受け、事態の収拾や治安対策の強化を指示した。29日付の「新疆日報」が伝えた。自治区では2009年7月にウイグル族による大規模暴動が発生し、来月5日で4年を迎えることから、各地で当局による警戒が強まり、現地のインターネットや電話が通じにくくなっている。

 自治区では26日、トルファン地区でナイフを持った暴徒が警察署や地元政府などを襲撃したと伝えられており、中国メディアによると、事件の死者は計35人に増えた。28日昼にも南西部のホータン地区で襲撃事件が発生し、当局が死者や負傷者の確認を進めている。28日に区都ウルムチでも同様の事件が起きたとの情報もある。

 自治区トップの張春賢共産党委書記は28日夜の会議で、「暴力テロ犯罪を法によって打ち破り、社会の安定を断固として守る」と述べた。