2013.07.15.

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アベノミクス:クネノミクス・リコノミクスとは!

韓国「クネノミクス」朴槿恵経済!

中国「リコノミクス」李克強経済!


 中国経済には原初的な問題がひとつある。

 「真の不況を経験していない」。深刻な景気不況に直面したらどのようなことが起きるのか誰も分からない。政治と経済の相反する国。共産党指導部にとって日本が経験した大不況の轍は踏まないと声高に叫んでいる。中国政権にとって、不況は国体を揺るがす「恐怖」でもある。

 中国政府は、景気が悪化すると思えば政府出動で金融を緩和する。08年の世界金融危機の際に約4兆元規模の浮揚策を出したのが代表的な事例だ。自由経済というが、中身は実体経済を反映しているのか、指標は正しいのか、地方経済を中央経済が把握しているとは限らない。習近平政権になり、腐敗経済からの脱却を目指し、地方や中央の腐敗経済の摘発を急いでいる。

 中国全土で起きている設備過剰、不動産市場過熱、シャドウバンキングなどが現中国の慢性病だ。

 中国経済は明らかに沈滞局面に陥っている。しかし、習近平政権は想定内的言葉を出しても、前政権のような浮揚策が提示されない。新政権が樹立されれば(3月)景気再生に出るという見通しははずれた。政府はかえって「改革」という名前で経済をさらに引き締めている。

 6月20日に起きた「コール金利事態」はその過程で起きたものだ。資金難に直面した銀行は中国人民銀行(中央銀行)に金融を緩めるよう求めたが、李克強首相が「乳母論」とし、逆にブレーキをかけた。「中国人民銀行はこれ以上都市銀行が乳を求めて泣けば乳をあげる乳母ではない」という話。放漫な資金運用で資金難を自ら招きながら人民銀行に手を差し伸べる形態を直すという改革意志だった。


 中国メディアで「リコノミクス」=「李克強経済」という言葉が流行している。投資銀行のバークレーズは人為的浮揚策の抑制、負債の縮小、経済構造改革を「リコノミクス」の核心に挙げた。ホットマネーを捕まえるため香港の通関書類をいちいち確認するかと思えば世界最大の太陽光業者であるサンテックの破産を放置し、これ以上景気浮揚はないので構造調整に出ろというシグナルだった。

専門家らは「リコノミクス」が最終的に指向するところが「転変」にあると話す。投資・輸出に依存した成長パターンを消費が導く構造に変えるという意味だ。短期的な苦痛を耐えても根本的な解決策を見出すという意志だろう。中国も改革という言葉に踊っている。


 朴槿恵(パク・クネ)政権にも「クネノミクス」というものがあるらしいが、まだ具体的なターゲットをつかめず混線をきたしているという懸念の声の方が多い。中国とは体制が違うことを知りながら、経済だけは中国1国だけに依存しようという危険な道に歩みだした。