平戸市発注工事・入札妨害:九電工は無関係か！

贈収賄疑いで市職員ら２人を再逮捕！

玄海電設社員２人を贈賄容疑で逮捕！

３社で回した形跡があるが！

　平戸市発注の工事を巡る入札妨害事件で、地検佐世保支部は７月１８日、同市都市計画課建築営繕班主任、高橋大典容疑者（３８）＝同市鏡川町＝を官製談合防止法違反罪で、地裁佐世保支部に起訴。玄海電設営業課長、早田和仁（４５）ら２人を公契約関係競売等妨害の罪で同支部に起訴した。

　起訴状によると、高橋被告は平戸市が５月２３日に執行した機械設備工事の指名競争入札に関し、入札２日前の２１日、早田被告ら業者側に工事の最低制限価格に近い金額を漏らし、工事を落札させ、入札を妨害したとしている。

　起訴原因の逮捕容疑は、2012年１１月７日に実施された平戸中学校の校舎太陽光発電設備工事を巡る指名競争入札で、高橋容疑者が崎村容疑者に設計金額を推定できる金額を漏らし、崎村容疑者はこれを早田容疑者に教え、玄海電設に落札させ、公の入札を害す行為をしたとしている。

　県警によると、入札は玄海電設と崎村電業を含む１０業者が指名を受け、落札金額は２０４０万円で最低制限価格は２０３６万２０００円だった。崎村電業は失格だった。

　長崎県平戸市発注の公共工事を巡り、県警は７月１８日、同市都市計画課建築営繕班主任、高橋大典容疑者（３８）を収賄容疑で、「玄海電設」社員、北村稔容疑者（５２）を贈賄容疑で再逮捕した。新たに同社代表取締役大久保譲二容疑者（４２）（平戸市田平町小崎免）と同社社員大石辰也容疑者（５２）（長崎県松浦市星鹿町岳崎免）も贈賄容疑で逮捕した。

　発表によると、高橋容疑者は平戸市の発注工事の指名競争入札で、玄海電設に事前に最低制限価格に近い金額を教えた見返りなどとして、2012年７～１２月、新築した自宅の電気工事の代金百数十万円を支払わずに大久保容疑者らから施工を受けた疑い。

　この一連の報道や起訴で、玄海電設と崎村電業の贈賄と書かれているが、落札結果を見るとこれに九電工が参加していたことがよく分かり、玄海・崎村・九電工の回し合いがあったのではないかと疑惑を抱かれても仕方がない。

　高橋容疑者の自宅新築で、九電工は新築祝いを出したのではないかと見られている。九電工、頭が変わろうと中身は変わらず、やることは以前も、現在も、これからも変わらない。

　参考のために、玄海電設、崎村電業、九電工が参加した入札結果を年度ごとに掲載する。玄海と崎村は６月１１日より６ヶ月と７ヶ月の指名停止となっている。指名停止になる直前の本年５月２３日の平戸小学校改築の電気工事には仲良く３社とも入札参加している。

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・２０１１年度　　３社の落札結果
　　九電工３件　玄海電設２件　崎村電業２件

・２０１２年度　　３社の落札結果
　　玄海電設１件　崎村電業２件

・２０１３年度　　３社の落札結果
　　九電工１件