まだやってる預け金：厚労省の研究所で発覚・７８４万円！

全額を国庫に返還！

　厚生労働省所管の国立医薬品食品衛生研究所（東京）は８月６日、同省から交付された研究費をめぐり、事務用品の業者との架空取引で金をプールする「預け金」が計７８４万円あったと発表した。全額を国庫に返還する。

　研究所によると、職員６人が２００７年１０月から１０年４月にかけ、コピー機のトナーや筆記具を購入する名目で、２４回にわたって東京都目黒区の業者に預け金を依頼していた。職員は聞き取り調査に「年度内に使い切れない金を次年度に使いたかった」などと説明したという。

　預け金は業務に必要な物品の購入などに使われたとの記録があり、研究所は「私的流用はなかった」と判断した。