2013.08.13.

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日中海軍力増強:日本はアジア諸国の盟友か!

所有艦船数は「トップクラス」とも・中国メディア!

日本はベトナムと連携し中国に対応!


 8月8日、環球時報によると、戦後最大の日本の『準空母』護衛艦「いずも」が8月6日横浜で進水し、東アジア諸国を騒然とさせた。

 日本の『準空母』護衛艦「いずも」が進水し、同時に防衛省の話として、「日本が同じ型の護衛艦をもう1隻建造する計画である」という情報が中国に驚愕を与えた。

 中国の報道各社は、「いずも」について、対空機関砲やレーダーを装備し、2015年3月までに就役する計画だとし、別の新聞では7日付で「日本政府は憲法の制約から「攻撃型空母」は保有できないが、国際的には『ヘリコプター空母』に分類される『いずも』は、もし戦闘機を搭載すれば『攻撃型空母』に変身する。

 海上自衛隊は『戦闘機や垂直離着陸機オスプレイを搭載する計画はない』ことを理由に、空母では決してなく、護衛艦に過ぎないと主張している」と報じた。

 アナリストは「軍事・安保分野での日本の政策動向を、アジア隣国と国際社会は常に強く注視している。日本の『準空母』建造は『専守防衛』を堅持するとの政策約束に一定程度背くものであり、『準空母』2隻の建造にいたっては、歴史の前轍を踏もうとしているのかとの疑念を免れない」と指摘した。

 オーストラリア紙は6日付で「日本は中国の脅威が強まっており、米国の保護も信頼できないと感じている」と報じた。

 ロシアのイタル・タス通信は「軍事力を強化して侵略の準備をする日本」との見出しの記事で「日本政府は侵略発動の準備をし、質と量で自衛隊の力を積極的に強化している。日本はすでに軍国主義の道を歩み出した」と指摘した。

 ロシアのウェブサイトdeitaは7日付で「ロシアは日本の『準空母』問題を強く注視している。第2次大戦の敗戦国である日本の海上自衛隊は、国際条約によって空母保有を禁じられている。現在、日本は潜水艦を含め各種艦船を100隻余り保有しており、海軍力はすでに世界トップレベルだ」と指摘した。

 ロシア科学アカデミー極東研究所のキスタノフ日本研究センター長は「日本の安倍晋三首相は強硬な右翼の代表であり、就任後一連の挑発的政策を実施して、中韓など隣国の懸念と不満を招いた」と指摘した。

 米紙も6日付で「日本国憲法と戦後の降伏協定は軍事力を自衛用のみに制限している。日本は現在、もはや純粋な防衛任務を遂行するのではない、強大で頼ることのできる軍隊をひそかに構築しつつある」と報じた。


 8月9日、中国海軍とロシア太平洋艦隊が7月に日本海で行った合同軍事演習について、タイメディアは「日本に対する威嚇が目的だったが、効果はなく無駄だった」と伝えた。

 タイ紙バンコク・タイムズは8日、「今回の中露合同演習は日に日に規模が拡大し、アジア・太平洋諸国の注目を集めた」と指摘。多くのアナリストが、今回の演習は日米両国を政治目標としたもので、「中国が日本の政権交代に合わせて威嚇する意図があった」と分析した。しかし、7月の参院選で同演習が話題になることはなく、中国の目論見は水泡に帰した。

 日増しに規模、範囲を拡大する中露合同演習は周辺国の注目を集めている。少なくとも東南アジア諸国連合(ASEAN)など国際組織、アジア・太平洋諸国、米国は両国に対して軍事演習の透明化を呼びかけるべきであろう。各国は自国周辺での軍事演習実施に対し、明確な平和目的を持つことを求める権利があるからだ。


 8月8日 14時1分小野寺防衛大臣は、日本を訪れているベトナムのビン国防次官と防衛省で会談し、海洋進出を活発化させている中国の動きに対し、両国が連携して対応していくことで一致した。

 この中で小野寺防衛大臣は、「ことし3月に中国の軍艦からベトナムの漁船が銃撃を受けたことを憂慮している。日本も、ことし1月に中国の艦船から自衛隊の護衛艦に射撃管制用レーダーが照射された」と述べた。

 そのうえで小野寺大臣は、中国が沖縄県の尖閣諸島の周辺で領海侵入を繰り返すなど、海洋進出を活発化させていることを念頭に、「法による解決が重要で、対話を通じて解決を目指していきたい」と述べた。

 これに対しベトナムのビン国防次官は、「日本とベトナムは同じ課題に直面している。地域の平和と安全のため、防衛関係を強化していきたい。また、直面している課題の解決のため、経験や情報を共有したい」と述べ、中国の動きに対し、両国が連携して対応していくことで一致した。


 香港誌・亜洲週刊(8月18日号)は、「日本軍の“准空母”『いずも』が解放軍と対陣している」と題した記事を掲載した。

 記事は、海上自衛隊の新世代の「八八艦隊」が質的に躍進した、と紹介した。「こんごう型」と「あたご型」のイージス艦、「あさづき」型、「たかなみ」型の護衛艦に加え、“空母”と呼んでもおかしくない「いずも」が登場し、その実力はあなどれない、との見方を示す。

 また、中国と日本の海軍力はソフト、ハードともにかなりの格差があり、実戦経験も乏しいことから、海外の専門家も「日本の海軍が勝つ可能性の方が高い」と分析する。そのため、中国人民解放軍は米国、日本の海軍との直接対決は避けるべきだ、と指摘した。

 今の中国は「七七抗日戦争(盧溝橋事件)」前夜に似ている。当時の中国の国力は日本に遠く及ばず、日本を軍国主義へと進ませ、復興の道を歩んでいた中国は壊滅した。だが、歴史を再現させてはならない。いかにして日米の絶え間ない挑戦を取り除くのか、中国人の知恵が試されている、と記事は論じた。