鹿児島県・12年度決算は：県債残高最多1兆6710億円！

対前年度比・１７６億７２００万円増！

　鹿児島県は、２０１２年度一般会計決算見込みを発表した。県債（借金）残高は、前年
度比１７６億７２００万円増の１兆６７１０億５０００万円となり、過去最多となった。

　一方で、県債残高のうち、元利償還金が後年度に交付税措置される臨時財政対策債（臨財債）などを除く、県が独自に発行した県債残高は、前年度と比べ２６３億７７００万円（２．０％）減の１兆２８９５億６０００万円で、１４年ぶりに１兆２０００億円台まで縮小した。

　県財政課によると、県債残高の県独自分が大幅減少したのは、１２年策定の行財政運営戦略に基づき行財政改革が進んでいるため。財政調整に活用できる基金残高（貯金）は４年連続増の２５９億６６００万円（前年度比１１．０％増）となった。