2013.08.17.

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ブラジル:歩道に湧き出た石油・悪臭などで不安!

新潟では住宅地の中で大量の泥水ととも石油噴出!


 サンパウロ州北部海岸地域サンセバスチャン市内の歩道に石油らしき液体が浮いており、住民らは不安を隠せずにいる。8月13日付エスタード紙が報じた。

 タンクレード・ネベス街の歩道で3週間にわたり、石油特有のにおいを発する粘着性の黒い液体がわき出ている。強烈なにおいに吐き気を催したり気分が悪くなった女性や子供もいるという。

 環境局は先週、汚染に関連する罰金としては上限額に当たる5000レアル(約21万円)の支払いをペトロブラス社に命じた。 しかし同社は、問題の液体が「企業活動と関連性がないことが実証されている」と主張して裁判に訴える方針を示している。

 同地区では2006年にも、自宅を改装中の住民が裏庭で石油がわいているのを発見し、以前から石油の強いにおいを感じていたと証言している。当時、周辺の道路にも石油が流れ出ていたため、近隣の9家族がそれぞれ15万レアルをペトロブラス社から受け取って移転させられたという経緯がある。

 同地区に30年間住んでいる消防隊員のエバルド・ペレイラ氏(39)は「特に雨が降った後に問題が悪化する」と述べた上で、地面が雨水を吸い込むと水よりも軽い石油が地表に浮き出てくるため路上に石油がたまるのだと説明した。

 住民らは、同地区が居住区になる以前の1970年代にペトロブラス社が産業廃棄物の埋め立て地として使用していた可能性を疑っている。一方ペトロブラス社側は、サンパウロ州環境技術公社が複数回行った分析の結果、石油ではないことが判明したと主張している。


 新潟市秋葉区の住宅の敷地から、石油を含んだ大量の泥水が噴出し、住民たちを困惑させている。住民らは周辺の住宅地に流出しないよう、毎日、自力で処理しているが、民有地のため行政の支援はほとんど受けられず、約17時間おきにあふれ出す300リットルもの泥水の処理に明け暮れ、「涙も枯れる」と嘆いている。

 同区滝谷町に住む60代男性の家屋の床下から、石油を含む泥水が最初に噴き出したのは4月27日午後11時ごろ。就寝直前に「シューシュー」という音に気付き、水道やガス栓を見て回ったところ、床下からドロッとした黒っぽい液体が音を立てて噴き上がっていたという。

 一帯はかつて「石油の里」として多くの油田が掘られ、産油量日本一を誇った地域だけに、掘削跡の不始末が原因とみられる。

 男性は消防に通報。消防は土のうを積んで下水に流れないように応急処置を施したが、その後も噴出がやむことはなかった。隣の空き地からも湧き出し始め、その範囲は徐々に広がったという。

 このため、男性は自宅脇に大きな穴を掘り、石油の混ざる泥水を一度ためて石油と水に分離させ、吸着シートで石油を吸い取る作業を続けている。石油は不純物が多く含まれ、売ったり利用したりすることはできず、石油を入れるポリタンクや吸着シートの購入費などで、これまでに約80万円かかったという。男性は「石油はあふれているが、処理が大変で涙は枯れているよ。体力も限界。いつ、どこで自噴してもおかしくないのだから、手助けが欲しい」と話した。

 こうした事態に、当初、吸着シートなどを提供した同区は「昔の掘削跡なので自然災害とは考えにくい。民有地なので、現在は基本的に対応していないが、何らかの対応を取りたい」としている。