2013.08.19.

アクセスカウンター
ダイエットサプリピアス通販ブランド買取サーチ

玄海原発:新基準満たさず・修正求める!

事故対策で水位計未設置!

玄海・川内地盤調査不十分!


 原子力規制委員会は8月15日、新規制基準を踏まえた原子力発電所の安全対策を審査する第9回会合を開いた。九州電力玄海原発3、4号機(佐賀県)の重大事故対策の一部が、新基準を満たしていないとして、修正を求めた。

 玄海原発では、炉心損傷が起きて燃料が溶け落ちた場合に備え、事故後に原子炉圧力容器の下に水を張ることにしている。新基準では、水位などの情報を把握できるように求めているが、九電は水位計を設置していなかった。

 また、複数必要な炉心損傷対策に使うポンプについても、ポンプを動かすのに必要な電気関連の機器を個別に用意していなかった。

 原子力規制委員会は7月末、北海道電力泊原発3号機(北海道)、九州電力玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)、川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の地盤調査について、データや分析などが不十分だと指摘した。

 原発での地震の揺れを正しく想定するには、十分な地盤調査が欠かせない。このため、今回指摘を受けた原発は、規制委が挙げた問題点を修正しないと、耐震性の審査ができない。

 一方、四国電力伊方原発3号機(愛媛県)については「地下構造が把握されている」として、地盤調査の内容に問題はないとの見方を示した。

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県)については、関電が9月に地盤調査の結果を示してから、改めて審査を行うことを決めた。