人吉市の庁舎移転：基本構想策定へ条例案！

10月にも審議会設置！

移転先は「市役所別館地一帯」が適地！

　熊本県人吉市は、開会中の２０１３年度９月議会に「人吉市庁舎等移転建設審議会」の設置条例案を提案した。議会承認が得られれば、早急に人選や市民委員の公募手続きを進め、早ければ、１０月中にも初会合を開きたいとしている。

　市は、６月に開いた市議会市庁舎建設に関する特別委員会に、豪雨災害時に浸水被害が想定されず災害に強い庁舎づくりが実現でき、敷地が市有地で用地取得費がかからないなどの理由から、移転候補地として「市役所別館一帯」を提示した。

　今後は、建設地を含め、新庁舎のコンセプト、機能、規模、事業手法などを具体化する基本構想の策定に着手する。策定に当たっては、市民代表や学識経験者らで構成する審議会に構想案を諮問するほか、市議会特別委員会での協議と調整しながら作業を進めることにしている。

　既に特別委は、先進地として、庁舎の建設が進む県内の山鹿市や玉名市を視察している。
　審議会では建設地の協議を先行する考えで、議会と調整しながら早期に位置を決める方針だ。審議会の具体的なスケジュールは未定だが、早ければ１３年度中にも基本構想の方向性が示される見通しだ。